Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

がんばれ私

2010年12月20日 08時57分24秒 | 日記



先日京都へ向かう途中、車窓からガンダム。

かっこいいですね。ホンモノみたい。
っていうか、アニメの場合「ホンモノ」の概念がよくわからないけど。
何をもってホンモノとするのか。
2次元で生まれたアニメは、
2次元にあってこそホンモノなのか?

ホンモノという言葉はニセモノという言葉があって
はじめて意味を持つようにも思う。
「虚」と「実」、それはまぁ、次元の問題でもないのだろうが。。。

フランシス・ベーコン(Francis Bacon 1909-1992)
が対談の中で
自分の絵を立体にしたいと言っていた。
何を言ってるんだ。
立体化してくれなくて本当によかった。
見たくない。
たぶん笑っちゃう。


私のベッドサイドに掛けてあるFrancis Baconのカード。

2次元はある種異様な世界だ。
そこにしかない「実」がある。
平面という制約の中で、
2次元でしか写し出せないものがある。

もし、3次元の世界を
時間と空間がある現実世界というなら、
2次元は「虚」の世界かもしれないが、
2次元も3次元も所詮は個々の脳で感じる
どちらも同じ仮想世界だと私は思っている。

今日は今描いている作品をある人に見てもらう日だ。
わけあって途中の段階で見ていただくことになった。
描きかけの絵は恩師にしか見せたことがない。
何だか、してはいけないことをしちゃう気分。

80号を電車で運ぶ。
雨でなくてよかった。
3次元の現実世界は引力やら重力やらでけっこうつらいのだ。
がんばれ私。



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