Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

変身(羽化)

2010年06月28日 09時00分38秒 | EXHIBITION

ギャラリー・オキュルスにて
グループ展が始まった。

出展した作品のタイトルは「変身(羽化)」。

脳・耳・本・蝶・肺と心臓・赤い薔薇・黒い月を
描き込んだ。
昨日、作品の説明を求められたので
連想ゲームのようなものだと答えた。

『五感の本』という展覧会テーマから
まず、脳を連想した。
脳の前頭断をイメージしていたら、そこに
耳が描き込めることに気づく。

蝶は本からのイメージ。
本と蝶の羽の動きが似ていると思ったのだ。
閉じたり開いたり。。。
羽が背中でぴったりくっつく昆虫って
私の知る限り、蝶くらいだ。

そして蝶は変身願望のシンボル。
それなら蝶の身体がヒトでもいいのでは・・
薔薇が咲いてもいいのでは・・
ヒトは変態しないが、
生まれて死ぬまで変化の連続だ。

帰り、偶然にもマンションの前に
青虫が落ちていた。
その子はアゲハになる子だ。
とても美しい緑色。
絶対に踏まれると思ったので
安全な場所へ移動させた。

部屋に着いてからすぐ、
その子の写真を撮りたいと思い
カメラを持って戻ったが
もういなかった。

あっという間の出来事。
いつか
無事に飛び立てますように。



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