Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

おすすめ展覧会 4

2013年08月05日 09時21分37秒 | おすすめ展覧会



暑中お見舞い申し上げます。

漆原英子展をおすすめいたします。

漆原英子展
日本画廊 http://gallery-nippon.cocolog-nifty.com/
2013年 7月29日~8月30日
10:30am-6:30pm(最終日5:00まで)
注!休廊日 10日、11日、14日~27日

毎年夏、日本画廊で開催される漆原英子展
ロンドンの生活が長かった作家は
帰国してからも、日本の文化にうまくなじめなかったそうだ。
私は漆原の作品を観ると
いつも「異邦人」という言葉を思い出す。

イギリス人でもなく、日本人でもなく…
どこにも帰属できない居心地の悪さと孤独が
絵から感じられる。
それは
痛いほどユニークで、
全く新しい言語のような絵画です。






それからおすすめ映画
「クラウドアトラス」

http://wwws.warnerbros.co.jp/cloudatlas/index.html

http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id343488/



いくつもの時代、国、物語が細切れに、めまぐるしく展開して
はじめはわけが分からないのだが
その細切れが次第につながって
最後には一つの大きな流れに収斂していく。

一貫して流れるテーマ「支配からの開放」
「その開放のための革命」
その革命はどの場合も命がけで、
その命は愛に支えられている。

古くから
人は人の人生を搾取してきたように思う。
その搾取のための 欺瞞に満ちたシステムがある。
そのシステムは支配する側だけが守られるようにできている。
今の日本だってそんなこと、無数にあるだろう。

その欺瞞から私も目を覚ましたい。

「命は自己のものではない、子宮から墓場まで他者とつながる」
といった言葉が呪文のように何度も繰り返される。
地球を破壊するほどの人間の欲望は
まず、自分の命は自分のものだという思い違いから
始まるのではないだろうか



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