Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site 

https://michika-6.wixsite.com/michiyokamei

装幀画展Vol.6@パレットギャラリー

2018年11月25日 08時52分01秒 | 展覧会予告





今年最後の参加グループ展「装幀画展Vol.6」
会期は12月8日~16日 @パレットギャラリー麻布十番
私は高橋千裕さんの推薦で参加いたします。
装丁画はボルヘス「伝奇集」  J.L.ボルヘス,鼓 直 (翻訳),岩波文庫 1993

日常をおしすすめたらこんな風にかけ離れてよりリアルに近づく…

文学だから複雑な時空表現が可能だし、想像が広がります。

またそうでなければ触れられないリアルがある。
本を読むというのは会ったこともない作家と会話をするようなもので
ボルヘスを読むというのは、私には骨が折れましたが
世界観が変わるほどの内容でした。
と同時にこれを翻訳するというのも凄いこと


日常は疑問だらけで理解できないことが多い。
この日常がどうもおかしいと思う人にはおすすめです。
ボルヘス、読んで下さい

じゃなくて展覧会の告知

青の世界「メランコリア」F5 墨・岩絵の具・膠・和紙 2018 亀井三千代
大好きな青い岩絵の具をたっぷり使いました。
どうぞよろしくお願いいたします。

★関連記事:
https://blog.goo.ne.jp/michika-6/d/20180804
https://blog.goo.ne.jp/michika-6/d/20181023


「装幀画展Ⅵ」パレットギャラリー麻布十番

2018年10月23日 08時17分34秒 | 展覧会予告

今年最後の参加グループ展は、
★12月8日-16日「装幀画展Ⅵ」
パレットギャラリー麻布十番→
http://palette-gallery.jp/




この展覧会は参加作家20名ほどが、各自文庫を選びその装丁画を描き、
さらにそれをデザインして文庫に装幀するといった…(@_@;)
手の込んだ企画です。
私のデザインセンスは最悪なので
装幀デザインもおそらくダメだろう。
なので、せめて絵は必死こいて描こうと…

選んだ本はボルヘス「伝奇集」 (Ficciones, Jorge Luis Borges, 1944)
ずっしりきましたね。
岩波文庫の表紙はボルヘス本人のポートレート?っていうか赤い顔(笑)
引きずられないという意味では楽に制作に入れました。
今回のルールは
「何かを連想させても、決して何かになってはいけない」

…のですがそれ以前に
この装丁画展のことを人に話すと
「で、何を選んだの?」

「ボルヘス」

「…」

「伝奇集…」

「??」笑

これを何度繰り返したことか。
この時点で出展作家としては既に不利かもしれません。
が、まぁ仕方ないので、だったらあえてラブ!ボルヘス❤




「伝奇集」は短編集ですが、
ページ数では短いそのストーリーは文字によって無限に裁断されていて
ですので、ずっしりとした重さは全然短編のそれではないわけです。
ちいさな枠の中に無限に広がる万華鏡に例えると良いのでしょうか。

人生の描き方はさまざまですが
ボルヘスの小説の最後、エンディングは
結論を時の中に深く沈めて、永遠に漂わすようなところがあり
腹のあたりに自分の人生を(死をも)感じつつ
同時に肉体の重みからふわっと解放されるような感もある、
そんな不思議な書だと思います

私たちのこの生は、一体どんなものだというのでしょうか。
例えば死んだ父、死の間際、どんなことを思ったのだろう?

もう読む前の私に戻ることはできません。
平たくいうなら「やみつき」

デザインはある方のお力をお借りしました。
どのような装幀デザインになるか乞うご期待です…

詳細は11月に入りましたら再度お知らせ申し上げます。
お楽しみにしていただけましたら幸いです!!
(ボルヘス読んで下さい…)


2018年の参加展覧会

2018年08月18日 22時25分55秒 | 展覧会予告

本年度の参加展覧会は残り1つとなりました。

★12月8日-16日「装幀画展Ⅵ」パレットギャラリー麻布十番

装幀画展は、作家が好きに文庫を選び、その装丁画を描く展覧会。
そしてその装丁画を実際に本に装幀して展示もするのだそうです。

最後の最後にこんな大物が…
現在必死こいて読書中。
詳細は後日告知いたします。




2日ほど前、入浴中に突然ぶわっと先が見通せて
いかん、あれを今すぐにでもやらなくては!(@_@;)!
絶体来る、絶体にやってっくる!久々のお告げ来ました。
そして見通してしまった以上は、相対的にはどんくさい自分像が浮き彫りになり
私何やってんだろ(のんびり風呂につかってる場合か!!)
でも次の瞬間、ホントに私サボってたのか?と冷静に自問してみると、
いやいや、ひたすら描いてる自分像もそこにはあった。
このズレは何だ?
つまりは暑すぎるのだ。
人が死ぬほどの暑さの中で
制作のペースが保たれるわけがないと思う。
だから考えようによっては、使い物にならんちょうどその時期に
座の会があって制作とは違う刺激を受けるのは良いことかもしれん。

はるか先を走っている自分がいて
そこに早く追いつきたいです。
毎度わけのわからんブログですが
とにかく気を引き締めてまいります。


作品、海を渡りました

2018年05月11日 09時31分33秒 | 展覧会予告


本当に突然なんですけれども
「えそらごと」シリーズを含む小品3点が
フランスのギャラリーの展覧会に出展される予定です。

「えそらごと参」2017 亀井三千代

画廊は、ギャラリーアンドレ&レオン Galerie Andre & Léon
ポワチエというところにあり、今月新しくオープンします。


このグループ展、4名のうち版画の池田敏彦さんは
2016年に出版された「アナムネシスの光芒へ」でご一緒して以来、

不忍画廊さん、ブレイク前夜展等でたびたびご縁のある作家さんです。

案内状の池田さん版画(部分)。見たことあるでしょう!(^_-)-☆

海外の画廊は初めてということもあり
(といっても今回自分が行くわけではありませんが(^_^;)
正直不安もありました。
取扱画廊の羽黒洞さん、そしてもうお一人急遽ご同席いただいて
打合せをし、それからしばらくやりとりが続きました。

もしかしたら画廊さんサイドも、その時私に対して不安はあったのではないかと
勝手に思ったりしておりますが…
とにかく私を見つけて下さってありがとう!感謝いたします。
また、急な打合せに快く同席下さった方々にも心より感謝いたします。
ああもう一人では何も動かない。沢山の方々の力が必要です。

新しい経験、一つ一つ学び、歩いて行きたいです。
そして協力いただいている方々に何か返していきたい。


詳細は追ってご報告いたします。

★Galerie Andre & Léon :https://galerie-andreleon.fr/
★羽黒洞 : http://www.hagurodo.jp/
★不忍画廊: http://shinobazu.com/


2018年 展覧会予定(前半)

2018年01月04日 19時41分06秒 | 展覧会予告

2018年 前半(予定は未定ですが一応…)


1月9日-20日「日本画五人展」あらかわ画廊 新作3点
(加えて10×10cm予定:まだ描いてます。良いアイデアだと思ったのですが、あまり良くなかったら出さない…)

2月1日-12日「ブレイク前夜〜次世代の芸術家たち〜展」Bunkamura Gallery 新作1点・近作2点(予定)

3月25日-31日「第42回人人展」東京都美術館 / 同時開催「ちいさな人人展」羽黒洞 

7月21日-8月1日「第7回座の会展」O美術館 

Bunkamura Gallery は初めてです。
どうぞよろしくお願いいたします。

★ブレイク前夜#65(youtube 音出ます)→ https://www.youtube.com/watch?v=0TPb-4qLSj8
★人人会→ https://hitohitokai.org/ 


新春は「オーロラ」から

2017年12月20日 18時35分13秒 | 展覧会予告


「オーロラ」F6 墨・岩絵の具・膠・和紙 2017 亀井三千代

ー新春特別企画ー
日本画 五人展 @あらかわ画廊
2018年1月9日(火)ー20日(土)

というのに参加いたします。
風邪が足をひっぱって どうなちゃうやら心配でしたが
なんとか見えてきました。

詳細は後日お知らせ致します。





これと並行して日経アートの猫展で「RINGO」が1枚追加に。
追加?
そんなことがあるのかと、初めてのことなので
「全く同じリンゴでいいんですか?」
「はい。全く同じでなくてもかまいませんが、リンゴでお願いいたします」

???(@_@;)(@_@;)???

でも、おかげさまで めちゃくちゃかわいく出来上がりました。
同じ作品を描くのは初めてですが、抵抗はありません。
これは、医科歯科でイラスト描いていたときに鍛えてもらったおかげですね。

そして恐ろしいことに、風邪がまだ治らない(笑)

治らなくてもまぁいいか。




↓美術の窓2018 1月号に広告を掲載頂きました。
(猫の次は犬…)

 



1月号でP.111 ぞろ目(笑)

自分で言うのもなんですが、
この画像よくNGにならなかったなぁ…
私に声をかけてくださるあらかわ画廊さんには感謝いたします。
どうか良いスタートになりますように。


展覧会予告

2017年10月19日 23時44分22秒 | 展覧会予告

実は今まで、スマホからこのブログがどんなふうに見えているのか
全く知らなかった~(@_@;)
PCの画面では今後の告知を出しているがスマホの画面ではそれが出ません。

なので今後、展覧会予告の「カテゴリー」を作り、
そこでお知らせすることにいたします。
詳細や作品画像は日々のブログでご紹介いたします。



2017年
11月7日ー12月24日 『吾輩の猫展』佐藤美術館
11月13日-19日 『日本画で描く猫展』柴田悦子画廊
11月15日-30日 『米谷清和展』ー教え子有志による展示に出展多摩美術大学美術館 ↓(羅針盤に巡回)
12月4日-9日 『米ちゃんありがとう。展』アートスペース羅針盤(米谷清和展の巡回として)
12月5日-27日 『現代作家の猫コレクション』SPACE NIOアートギャラリー

2018年(予定)
1月9日-20日 グループ展・あらかわ画廊
3月25日-31日 人人展・東京都美術館/小さな人人展・羽黒洞
7月21日-8月1日 座の会展・O美術館

今秋は猫系展覧会。佐藤美術館では「ユニコーン」の10号で参戦。
それ以降の猫展はこれの関連展覧会。小品1~2点での出展です。
「米ちゃん展」、私は多摩美卒ではありませんが、
米谷先生には座の会でお世話になっており、その座の会からの参加です。
一覧にすると多いようですが、すべて納品、額装出し、済んでいます(^_^)
現在は来年の展覧会の思索・制作中。。。体調メンテナンスも。