姉の居ぬ間にリカちゃん

壱姫、5歳1ヶ月
弐太郎、2歳3ヶ月

とある日

姫が幼稚園でいない間
弐太郎がワタシに許可を求めてきました

「許可を求める」といっても
発語がまだなので
欲しいモノを指差して
「ん！」と言うだけですが
その欲しいモノが
これ
　　　　　　　　　　
リカちゃんなのです

姫がウキウキと遊んでいて
それに気づいた弐太郎も
一緒のことがしたい、と
姫の手もとにあるリカちゃんのどれかを
手に取ろうとしたら
毎回
姫に「だーめー！」って言われるのです

ワタシが
「いっぱいあるんだから
　使っていないのを貸してあげて」
と言ってやっと
姫が許可したものを触れるのです

でもこの日は
肝心の姫がいません

ということで
壊すものでもないし
姫だって
弐太郎のお昼寝中に
弐太郎のおもちゃを自由に使っているので
ここは許可しました

すると弐太郎
いつもは遊ばせてもらえない
「シャイニーフローラルみゆちゃん」を
真っ先に手に取り
嬉しそうに遊んでいました

その横に置いていた
リカちゃんのペットショップもご所望だったので
一緒にテーブルに置いてあげると
リカちゃん人形を
ペットショップの店員さん（だかお客さん）にして
姫が遊んでいるように
弐太郎もマネして遊んでいました

よく見てるなー
さすが

ただ
姫のようにセリフが言えないので
「あー、あー」と
何やら本人としては言っているのでしょう
終始ごきげんに遊んでいました

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