ケ時々ハレ・2

楽しむために、「晴れ」のために「褻」を生きてます。左脚も人工股関節にしました。右人工股関節はライト、左はエルといいます。

悲しいというより怖かった・・・

2007-04-29 22:31:56 | 夢メモ

息子を殺してしまった夢を見た。
どうやって殺したのか、
なぜ殺したのか、
そのへんは全然、夢には出て来なかった。

ただ私が息子を殺したという事実がある所から夢が始まった。

私は罪に問われていない。
普段の通りに生活していた。
ただ、息子がいなくなっただけ。
しかも私の手によって。

ものすごい喪失感があった。

なんで殺しちゃったんだろう??? と後悔していた。

必死で、いい方向へ考えようとした。
夫と娘と3人で、仲良く暮らせるね。
学費も、もうかからないね。
部屋の床も、もう散らからない。
床に脱ぎ捨てた服や、お菓子のゴミが、
散乱している様子に悩まされなくてすむ。

でも、ダメだった。

「ただいまー」と言って帰って来る低い声がもう聞こえない。

絶対、これは何かの間違いだ。
いなくなったなんてありえない。
私が殺したこと自体が何かの間違いだ。
どこかから、神様がひょっと返してくれるに違いない。

そう思っても、ゲームじゃないんだから、とも思う。
殺した人は、生き返ってこないよ。
どうして殺しちゃったんだろう。
もっとよく考えればよかった。

もう姿を見ることもできないし、声を聞くこともできない。

ものすごく怖くなった。
異次元の世界に入り込んだようだ。
ここは、本来の世界じゃないと思った。
でも、夫も娘も誰も助けてくれない。
私が殺したんだから。

神様、助けて!!!
本気で願った。

目が覚めた。
夢だった。
息子のベッドに行って、手を握った。
寝ぼけた息子が、
「ん? なに? どした?」と言う。
「怖い夢見たの」と言って抱きしめると、
「あー、わかった、わかった」と寝てしまった。

        ↑
なんか、冷静に読むと気持ち悪いやり取り。
でも、案外やさしいのよ、こういう時ってさ。
(起きたら覚えてない)

やっぱりダメ。
どんなにできそこないでも、
長所が見つけにくい息子でも、
どんなに散らかしても、
どんなに足の踏み場がなくても、
生きていてくれなくちゃダメだ。

ちなみに夢判断では、
「人を殺す夢」は、大吉。

あきらめていたことが、突然よい方向に向かって動き出す。
特に恋愛中であれば幸運はさらに大きい。
失恋から一発逆転で、
相手からあなたが思われるようになるだろう。

・・・・・本当にそうなら嬉しいけど、ありえな~い!

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4月28日(土) ワークショップ・演技講座

2007-04-29 21:26:43 | ミュージカルを歌おう

夫、休日出勤。
娘、演劇部の都大会のための総会で出かけた。
息子は、夕方からバイト。

私は一人で、ミュージカルワークショップの、
Kさんの演技講座を受けに行く。
ゴールデンウィークだからか、
今日の参加者は、主催者を含めて3人。
みっちり受講できました。

またも、Kさんのワンマンショーから始まる。
CDでしか聴いたことのないあの歌を、目の前で歌い上げてくれる。
ちょっぴり台詞入り。
贅沢だなぁ。

それから、昔、ご自分がやった舞台の、
大好きな場面というのを語ってくれた。
好きな場面の台詞は何年たっても忘れないと言い、
その場面の、主人公との会話をざっと説明してくれ、
さあ、じゃ、ちょっとやってみるか、という話にいきなりなる。

即興劇ではないけど、
即興で台詞を覚えて、やってみる。
すごく情景が目に浮かびやすい場面なので、
あっという間に入り込めた。
(目の前に大海が広がる)
Kさんは、切り取った場面の説明がおじょうずだ。

それから、今日の教材はウェストサイドの、
最後の場面のマリアの台詞。

私は「ウェストサイドストーリー」を観たことがない。
例によって、観劇ブランクのせいだ。
大雑把なストーリーと、「Tonight」は知っているがそれだけ。

マリアの短い台詞。
深い、深い、静かな怒りと憎しみ。
時々、気持ちが高ぶってくるが、
また、怒りのあまりにスッと冷める。
本気で怒った女は怖いぞ。
怒りのあまり、静かになるという経験、
わりと私はよくあるので、こちらもやりやすかった。

Kさんは、
「俺は演出家にはなれない。
 言葉で演技を説明できないから。
 口移しになっちゃうけど、
 あとは、自分の色を足してやってみて」
と、おっしゃる。
その口移し、私の考えているニュアンスと同じなんです。
実行できるかどうかは別として。

ほんのわずかな、こんな瞬間でも、
芝居ができて、自分ではない人間の怒りに身をまかせる。
快感であり、幸福だ。
これこそが自分のやりたいことなのだと思う。

ジロドゥもやりたい。
シェイクスピアもやりたい。
「リリオム」がやりたい。

娘にも、早く受けさせたい、Kさんの講座。
なぜかタイミングが合わなくて、参加できないけど。

外はいつのまにか雷雨。

ドトールに寄って、読書。

なんだか久しぶりに元気が出たので、
すき焼き風の煮物を作った。

9時にはキドコロ寝。

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4月27日(金) 「オンディーヌ」

2007-04-29 10:30:44 | ミュージカル

夜、娘と一緒に自由劇場へ「オンディーヌ」を観に行く。

私も観たことがなかったし、
娘も、一度は観ておくべきだと思ったので。
それに、ジロドゥの戯曲がなんだか好きになりそうなのだ。
(戯曲集が高いっ!)

観劇の時には、モンドカフェでパスタを食べるのが、
娘の楽しみのひとつなのだが、今日は、お休みだった。
がっかり。
こんなことなら一駅、足をのばして古奈屋へ行けばよかった。
しかたなく、近所のウェンディーズで夕食。

「オンディーヌ」、3幕です。
娘が寝やしないかと、気にしてチラチラ横を確かめた。
しかし「おもしろい!」というお言葉。
私が高2だったら、ぜったいおもしろいとは思わなかっただろう。
ハンスが水の精たちに試されているところや、
オンディーヌの、天然発言がおもしろかったそうだ。

私は、言葉のおもしろさがたまらない。
ジロドゥって、ものすごく健全な人生観を持っていると思う。
あと、石丸さんの表情の微妙な変化。
水の王の魔法の豪快な仕掛け。
きれいだった。
日下さん、さすがに凄みがある。

終演後、娘が、
「のどがかわいた、どこかでゆっくり本を読みたい」
と言うが、すでにけっこう遅い時間。
開いている店も少ないので、
24時間営業の、家の近くのマックへ行くことにした。

すると、息子から電話。
「6万勝ったから、奢ってやるよ」と言う。

・・・・・パチンコのことです。
6万勝ったのだそうです。
完全にジージの遺伝子です。

本人、機嫌がいいのでありがたくごちそうになりました。
もちろん、
いつも勝つと思うな、それで稼ごうと思うな、と、
厳しく言いましたが。
しかしパチンコで6万って、
私の1ヶ月の給料と、たいして変わらないじゃん。
バカバカしくなってくる。



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