夫、休日出勤。
娘、演劇部の都大会のための総会で出かけた。
息子は、夕方からバイト。
私は一人で、ミュージカルワークショップの、
Kさんの演技講座を受けに行く。
ゴールデンウィークだからか、
今日の参加者は、主催者を含めて3人。
みっちり受講できました。
またも、Kさんのワンマンショーから始まる。
CDでしか聴いたことのないあの歌を、目の前で歌い上げてくれる。
ちょっぴり台詞入り。
贅沢だなぁ。
それから、昔、ご自分がやった舞台の、
大好きな場面というのを語ってくれた。
好きな場面の台詞は何年たっても忘れないと言い、
その場面の、主人公との会話をざっと説明してくれ、
さあ、じゃ、ちょっとやってみるか、という話にいきなりなる。
即興劇ではないけど、
即興で台詞を覚えて、やってみる。
すごく情景が目に浮かびやすい場面なので、
あっという間に入り込めた。
(目の前に大海が広がる)
Kさんは、切り取った場面の説明がおじょうずだ。
それから、今日の教材はウェストサイドの、
最後の場面のマリアの台詞。
私は「ウェストサイドストーリー」を観たことがない。
例によって、観劇ブランクのせいだ。
大雑把なストーリーと、「Tonight」は知っているがそれだけ。
マリアの短い台詞。
深い、深い、静かな怒りと憎しみ。
時々、気持ちが高ぶってくるが、
また、怒りのあまりにスッと冷める。
本気で怒った女は怖いぞ。
怒りのあまり、静かになるという経験、
わりと私はよくあるので、こちらもやりやすかった。
Kさんは、
「俺は演出家にはなれない。
言葉で演技を説明できないから。
口移しになっちゃうけど、
あとは、自分の色を足してやってみて」
と、おっしゃる。
その口移し、私の考えているニュアンスと同じなんです。
実行できるかどうかは別として。
ほんのわずかな、こんな瞬間でも、
芝居ができて、自分ではない人間の怒りに身をまかせる。
快感であり、幸福だ。
これこそが自分のやりたいことなのだと思う。
ジロドゥもやりたい。
シェイクスピアもやりたい。
「リリオム」がやりたい。
娘にも、早く受けさせたい、Kさんの講座。
なぜかタイミングが合わなくて、参加できないけど。
外はいつのまにか雷雨。
ドトールに寄って、読書。
なんだか久しぶりに元気が出たので、
すき焼き風の煮物を作った。
9時にはキドコロ寝。
最新の画像[もっと見る]
- 2021年7月9日(金) 「アナと雪の女王」 3年前
- 2021年7月9日(金) 「アナと雪の女王」 3年前
- 2021年7月9日(金) 「アナと雪の女王」 3年前
- 2021年6月3日(木) 「ビッカビカの一年生」 3年前
- 2021年6月3日(木) 「ビッカビカの一年生」 3年前
- 11月22日(日) 「マツリワタリ2020〜マツリを止めない〜」2日目 4年前
- 11月22日(日) 「マツリワタリ2020〜マツリを止めない〜」2日目 4年前
- 11月22日(日) 「マツリワタリ2020〜マツリを止めない〜」2日目 4年前
- 11月22日(日) 「マツリワタリ2020〜マツリを止めない〜」2日目 4年前
- 11月22日(日) 「マツリワタリ2020〜マツリを止めない〜」2日目 4年前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます