ケ時々ハレ・2

楽しむために、「晴れ」のために「褻」を生きてます。左脚も人工股関節にしました。右人工股関節はライト、左はエルといいます。

4月28日(土) ワークショップ・演技講座

2007-04-29 21:26:43 | ミュージカルを歌おう

夫、休日出勤。
娘、演劇部の都大会のための総会で出かけた。
息子は、夕方からバイト。

私は一人で、ミュージカルワークショップの、
Kさんの演技講座を受けに行く。
ゴールデンウィークだからか、
今日の参加者は、主催者を含めて3人。
みっちり受講できました。

またも、Kさんのワンマンショーから始まる。
CDでしか聴いたことのないあの歌を、目の前で歌い上げてくれる。
ちょっぴり台詞入り。
贅沢だなぁ。

それから、昔、ご自分がやった舞台の、
大好きな場面というのを語ってくれた。
好きな場面の台詞は何年たっても忘れないと言い、
その場面の、主人公との会話をざっと説明してくれ、
さあ、じゃ、ちょっとやってみるか、という話にいきなりなる。

即興劇ではないけど、
即興で台詞を覚えて、やってみる。
すごく情景が目に浮かびやすい場面なので、
あっという間に入り込めた。
(目の前に大海が広がる)
Kさんは、切り取った場面の説明がおじょうずだ。

それから、今日の教材はウェストサイドの、
最後の場面のマリアの台詞。

私は「ウェストサイドストーリー」を観たことがない。
例によって、観劇ブランクのせいだ。
大雑把なストーリーと、「Tonight」は知っているがそれだけ。

マリアの短い台詞。
深い、深い、静かな怒りと憎しみ。
時々、気持ちが高ぶってくるが、
また、怒りのあまりにスッと冷める。
本気で怒った女は怖いぞ。
怒りのあまり、静かになるという経験、
わりと私はよくあるので、こちらもやりやすかった。

Kさんは、
「俺は演出家にはなれない。
 言葉で演技を説明できないから。
 口移しになっちゃうけど、
 あとは、自分の色を足してやってみて」
と、おっしゃる。
その口移し、私の考えているニュアンスと同じなんです。
実行できるかどうかは別として。

ほんのわずかな、こんな瞬間でも、
芝居ができて、自分ではない人間の怒りに身をまかせる。
快感であり、幸福だ。
これこそが自分のやりたいことなのだと思う。

ジロドゥもやりたい。
シェイクスピアもやりたい。
「リリオム」がやりたい。

娘にも、早く受けさせたい、Kさんの講座。
なぜかタイミングが合わなくて、参加できないけど。

外はいつのまにか雷雨。

ドトールに寄って、読書。

なんだか久しぶりに元気が出たので、
すき焼き風の煮物を作った。

9時にはキドコロ寝。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 4月27日(金) 「オンディーヌ」 | トップ | 悲しいというより怖かった・・・ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ミュージカルを歌おう」カテゴリの最新記事