2週間前、父が死んだ。
痴呆が進んでいたので、家族も心のどこかでほっとしたものが有るのがわかる。90年以上生きて「我が人生に悔いなし」が晩年の口癖だったので、本人も満足顔で旧友と再会しているに違いない。
生前は、よく喧嘩したなぁ。
そんな思い出しか湧いてこないのだが「内弁慶」で且つプライドが高すぎて謝ると言う事ができないところがずっと嫌だった…。
しかし、日常の平穏を得た今、父の遺影に手を合わせながら思う事は感謝の気持ちなのが自分でも驚きだ。生前のシャントした時期に酒を酌み交わしながらでも、ありがとうを言っておきたかったなぁ。
その時どんな言葉が返ってくるのか、今となっては想像することしか出来ないが…