「産経ニュース」の「日本全土を射程 北朝鮮がムスダン発射準備」( 2010.11.25 01:33 )
北朝鮮が中距離弾道ミサイル「ムスダン」(射程約3千キロ) の発射実験を数か月以内に実施しようと準備を進めている、と報じられています。
「日本全土を射程」
と (報道の) 記事タイトルにあります。(報道) 記事本文には「沖縄まで射程圏に収める」とあります。日本はますます、大変な状況に置かれつつある、とみてよいでしょう。
北朝鮮が「実験によって実戦可能であることを“宣言”する」ためには、どこかの方角に発射しなければならないわけですが、どの方角に向けて発射するか、といえば、それはまず間違いなく、日本の方向でしょう。どう考えても、(核を持つ) 中国 (大陸) に向けて発射実験をするとは考えられません。(核を持つ) ロシアの方角もありえないでしょう。日本を飛び越えて、太平洋に落下するように発射するものと思われます。
日本はいま、中国・韓国・ロシアと領土をめぐって対立していますが、北朝鮮とも、拉致事件などの問題を抱えています。
日本は本格的に、防衛力強化を図るべきではないかと思います。
そしてその際、
日本に向かって飛んでくるミサイルを「撃ち落とす」ことを考えるのみならず、日本に向けてミサイルを「発射させない」ことを考えることも、重要ではないかと思います。
北朝鮮は核を持っています。「核ミサイルを日本に向けて発射するぞ」と脅されれば、日本は「お手上げ」になってしまうのでしょうか? これでは、日本は中国の属国になるどころか、北朝鮮の属国にもなりかねません。
日本に向けてミサイルを「発射させない」ためには、(外交努力も重要ではありますが) 日本に向けてミサイルを発射すれば「報復するぞ」と言える態勢が必要不可欠だと思います。
日本も、核武装を真剣に検討すべきではないかと思います。
なお、核武装 (核の傘) についての私の意見は、「核廃絶は不可能、核の傘は必要」に述べています。「核廃絶は、どんなに叫んだところで、現実には不可能」であり、「日本が率先して核の傘をはずし、他国が同調するのを待ち続けたところで、なんの効果も」ない、と思います。
北朝鮮が中距離弾道ミサイル「ムスダン」(射程約3千キロ)の発射実験を数カ月以内に実施しようと準備を進めていることが24日分かった。朝鮮半島情勢に詳しい情報筋が明らかにした。北朝鮮は10月の軍事パレードで、ムスダンとみられる新型ミサイルを登場させたが、これまで発射実験は行っていない。実験によって実戦可能であることを“宣言”するとみられる。北朝鮮軍による韓国国内への砲撃で、朝鮮半島情勢が緊迫化しているなかでの弾道ミサイル発射準備は、北朝鮮のさらなる挑発行為といえる。
ムスダンは在日米軍基地が集中する沖縄まで射程圏に収める。北朝鮮で核弾頭を搭載するミサイルはムスダンが最初になるともみられている。北朝鮮はこのほど米専門家に寧辺(ニョンビョン)の新たなウラン濃縮施設をみせており、ムスダンの発射実験はウラン濃縮とも密接に関係しているといえそうだ。
同筋によると、発射は北朝鮮との間でミサイル開発で協力関係にあるといわれるイランとの間の共同作業で進められ、実験結果に関する情報などは両国で共有するという。
さらに、同筋は「イランからの代表団が10月10日の軍事パレードに招待され、VIP席で観覧していた」と語った。代表団はイランのミサイル開発に携わるSHIG社の幹部らで構成されていたという。SHIGは北朝鮮とのミサイル協力にも深く関わってきたとされ、米国などは大量破壊兵器拡散に関与していると制裁措置を講じてきた。
ラヂオプレス(RP)によると、10月のパレードで、ムスダンとみられるミサイルは、大型のミサイル発射台付きの車両に搭載され、8基が確認された。
米海軍の弾道ミサイル発射監視艦「オブザべーション・アイランド」は23日に米海軍佐世保基地に寄港した。ミサイル発射に備えた動きの一環とみられる。
◇
在日イラン大使館の話
「在京イラン・イスラム共和国大使館は、イランと北朝鮮との間には弾道ミサイルをはじめとする、いかなる軍事協力関係も存在しないと強調する」
北朝鮮が中距離弾道ミサイル「ムスダン」(射程約3千キロ) の発射実験を数か月以内に実施しようと準備を進めている、と報じられています。
「日本全土を射程」
と (報道の) 記事タイトルにあります。(報道) 記事本文には「沖縄まで射程圏に収める」とあります。日本はますます、大変な状況に置かれつつある、とみてよいでしょう。
北朝鮮が「実験によって実戦可能であることを“宣言”する」ためには、どこかの方角に発射しなければならないわけですが、どの方角に向けて発射するか、といえば、それはまず間違いなく、日本の方向でしょう。どう考えても、(核を持つ) 中国 (大陸) に向けて発射実験をするとは考えられません。(核を持つ) ロシアの方角もありえないでしょう。日本を飛び越えて、太平洋に落下するように発射するものと思われます。
日本はいま、中国・韓国・ロシアと領土をめぐって対立していますが、北朝鮮とも、拉致事件などの問題を抱えています。
日本は本格的に、防衛力強化を図るべきではないかと思います。
そしてその際、
日本に向かって飛んでくるミサイルを「撃ち落とす」ことを考えるのみならず、日本に向けてミサイルを「発射させない」ことを考えることも、重要ではないかと思います。
北朝鮮は核を持っています。「核ミサイルを日本に向けて発射するぞ」と脅されれば、日本は「お手上げ」になってしまうのでしょうか? これでは、日本は中国の属国になるどころか、北朝鮮の属国にもなりかねません。
日本に向けてミサイルを「発射させない」ためには、(外交努力も重要ではありますが) 日本に向けてミサイルを発射すれば「報復するぞ」と言える態勢が必要不可欠だと思います。
日本も、核武装を真剣に検討すべきではないかと思います。
なお、核武装 (核の傘) についての私の意見は、「核廃絶は不可能、核の傘は必要」に述べています。「核廃絶は、どんなに叫んだところで、現実には不可能」であり、「日本が率先して核の傘をはずし、他国が同調するのを待ち続けたところで、なんの効果も」ない、と思います。