「あの、一つだけ納得できないところがあるんですが」
「どうぞ」
「質問禁止、とか、
退会させるかどうかの権限がめけさんやN氏さんにあるのは分かるんですが、どうして、
連帯責任、連座制なんですか?
一人一人が、真剣に自分の身体と格闘すれば、連帯責任なんて必要ないじゃないですか。」
なるほど、もっともに聞こえますね。
二つ理由があるんですよ。
丁度いいですね、では、これからAさんにモデルになって貰って、具体的な授業に移ります
では聞きますが、Aさん、私のブログやめけさんのブログを見て、
どれくらいの期間がたってます?
四ヶ月?それはちょうどいい、では、他のみなさんは後ろに下がっててください、
Aさんとめけさんに
前に出てきていただいて、やってみましょう。
まず、Aさんとめけさん、二人に並んで歩いて貰いましょう。
皆さんは、二人が並んで鏡に向かって歩き始めますから、鏡に映っている二人の姿を
よ~く見てくださいね。
では、二人並んで鏡に向かって歩いていってください
(二人が大鏡に向かって並んで歩いていく)
「ああ!」「全然違ってるよ!」「こんなにハッキリ違いって出るの?」「マジかよ」
どうでしたか?みなさん、違いが分かった方は、手を上げてください。
はい、Bさんどうぞ。
「Aさんの肩は なんだかゆらゆら揺れていて 一歩進むごとに ぐっ と力感が
感じられたけど、めけさんの方は、何にもなくてそのままスーッと歩いてました。」
そのとおり。では、他には?はい、Cさんどうぞ
「Aさんのほうが、ドタドタ歩いていて、ソレに対してめけさんは、静かだった」
他には では Dさんどうぞ
「Aさんの足先は ハの字に開いたまんまだったけど、めけさんの足は真っ直ぐだった」
そうですね、中々皆さん きちんと観察できているじゃないですか。
Aさんはぜんぜん股関節のとらえがない状態で歩いてました。
それに比べてめけさんは、ちゃんと捉えて歩いてました
じゃあ、今度は、Aさんに捉えた状態で歩いて貰って、同じようにめけさんと歩いてもらいましょう
じゃ、ちょっといいですか、Aさん
(めけさんのブログに載っている方法で、誰でも出来る股関節で捉えた立ち方にセットする)
この状態が、今のレベルの状態で「捉えてる姿勢」です。
確認のために 実験しますね。
皆さんも見ておいてください
外見上 真っ直ぐ立った状態で 手を眉間に向かって 上げて貰う
このときの重さを覚えておいてくださいね。
では、「誰でも、、」の姿勢(気分爽快!身体革命の、椅子から立ち上がる寸前の右の写真の状態)
にセットして 同じ動作をやってもらいます どうぞ
「あっ!」「捉えた姿勢の時のほうが 手が軽く上がってる!」
皆さん、わかりましたね?
「なんだか、良く分からないんですけど、、」
Aさん本人は自覚がないでしょうけど、見てた皆さんの印象はどうでした?
「いや、変な前傾姿勢のときのほうが、軽く上がってたよ」「そうそう、重さが感じられなかった」
ちゃんと違いが理解できてるじゃないですか、みんな。
じゃ、捉えの姿勢がハッキリしたところで、この状態で並んで歩いてもらいましょう
じゃ、どうぞ。
(再び並んで歩く)
「どうですか?Bさん、見た感想は」
「確かに、最初の姿勢に比べたら肩の揺れは、だいぶ抑えられてますね」
「音もさっきに比べたら静かになってる」
そうですね、確かに変化しましたね。
ココからが、Aさんの質問に対する答えなんですが、Aさん、貴方は僕やめけさんのブログを読んで
四ヶ月は経ってるといいましたね?この四ヶ月間、貴方は一体何をやっていたんですか?
「いや、ちゃんとこの姿勢で歩こうとしてましたけど、、」
あの、私やめけさんの前で ウソ言ってても しょうがないんですよ
胴体の状態は、人間と違ってウソつきませんからね、、、、
もし、真面目にこの姿勢で3ヶ月歩いて、日常生活の改善に努めて この姿勢を元に体操やってたら、
こんな前傾姿勢のままでは、ありえないんですよ。
あなたは、分からないんじゃなくて、やっていないだけなんですよ。
貴方は、自分では進歩したいとぼんやり考えてるだけで、
具体的に自分を改善する努力を怠ってたんです。
何故連帯責任なのかというと、つまり、こういうことなんですね。
もし、自分が本当に向上したい!と本気で考えて、ブログに載っている方法論に
必死に3ヶ月取り組んでいたら、ココに来る必要なんてないんですよ、
(いや、そもそも来ません。)
なぜなら、本当に必死で取り組んでいたら、その人の胴体はきちんと動き始めています。
「ア~、このブログ読んで得したな~」とは思うかもしれませんが、、、
Aさん、あなたは、自分の進歩したいという欲求が薄いんです。
いや、弱いんですと言ったほうがいいのかな、、、
それは、別に貴方だけの問題じゃなくて、ここに集まってる皆さん、また、大きく広げれば
日本人全体に言えることなんですけどね、、
「自分の進歩だけの為に努力する」って言う、パターンが、大多数の日本人は
苦手なんですよ、、
これが、「自分のせいで関係ない他人にまで迷惑がかかる」という状況下では
どうですか?
仕事における自分の行動を想像すれば、容易に理解できますね、、、、
きちんとやっていくはずです、、、
Aさん、分かっていただけましたか?
「、、、、はい(辛そうに俯く)」
ソレともう一つ、「真剣に他人を観察することは、自分の進歩に直結する」ということです。
連帯責任、連座制の下では、物凄く真剣になってグループ内の人を見ざるを得ません
そうしないと、自分にまで理不尽な結果が発生しますからね。
これが、「個人個人の自覚に任せます」と、なってたら、どうですか?
自分が出来るかどうかだけが重要なら、別に他人の状態は関係ないはずです
他人を観察するのも、あくまでも自分の為だけというならね。
その結果、大して真剣には観察してないものですよ、、
二つの理由、分かっていただけましたか?
それでは、全員の「現在における正しい立ち方」を、デジカメで撮って行きます
これを元に、体操や、歩き方をやっていきます
(続く)
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