めけめけ様の日々雑感

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捉えはなんでいいのか?

2005年10月13日 | N氏式胴体力
なぜ股関節の捉えが身体開発によいのかを軽く説明いたしましょう。
滑らかな動き、しなやかで強い力を出す為には、身体各部の連動が必要です。
この連動が自然に行われるとその動きはしなやかで美しく見え、不思議と力も出るのです。
この身体の連動を邪魔するものに筋肉の緊張・萎縮があります。
ではなぜ緊張が生まれるのでしょうか?
それは骨がうまく立っていないからなのです。
机の上にコインを立ててみましょう。
立ったコインは重心が接地面からの垂線上に存在して、まったく緊張していません。何の力も出していませんし加えてもいません。
これを接地面から重心をはずして傾けて立たせようとするなら指で支えるか根元を接着剤で止めるかして力を加える必要があります。
人体つまり骨と筋肉そして内臓もおんなじです。
重心が外れた姿勢をとると緊張してバランスをとるのです。
もちろんまったく筋肉の緊張なく立つポジションは人体骨格の複雑さから考えてもないでしょう。
しかし極力緊張なく立つポジションならあります。
それが股関節の捉えなのです。
股関節の捉えを保って立ったり動いたりすることで緊張なく動くことができ、身体の連動も自然と行うことができるようになります。
ここで、前回の記事で捉えを作ってみた方はこう言うでしょう
「そんなに楽な姿勢じゃないよ。これ」
そのとおり。なぜ捉えの姿勢は楽じゃないのか?それはあなたの身体がゆがんで固まっているからです。今までの緊張の癖は容易には抜けないものです。もちろんそれはあなたの身体が開発されれば、より楽に楽なポジションで立つ事ができるようになっていきます。最終的には捉えないほうが難しくなってきます。これを捉えが深くなるまたは鋭くなると表現します。つまり初心者の捉えはまだまだ浅いのですね。
どうでしょう?捉えってすばらしいものに思えてきませんか?それなら次回最終回捉えの日常化。

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