銀の砂時計

Elegant~美しい旋律に調和する良質な風景・生活空間を求めて

ブラジルとの接点がココにも!!

2013-08-22 10:00:01 | あきかぜ便り~日記
わたしは長野県にある箕輪町が好きで、度々出かけています。箕輪は自然豊かな町で、人々の優しさと漂う空気感がたまらなく好きで、特に何をするわけでもないのですが、ボーっとするために泊りがけで通っています。

先の震災以降は久しく足が遠のいてしまっていた箕輪に、この夏は出かけることにしました。ちょうど「みのわ祭り」もありましたので、祭りを楽しむため7月の終わりに出かけました。

祭りの方は会場がメインの大通りから裏道へ変更になって、祭りの規模がダウンサイジングされ、ちょっと残念でした。夜の花火大会も強雨の中での開催となり、ずぶ濡れになりながらの見物になってしまいました。それでもそれなりに祭りそのものは楽しめたので良かったです。

祭りなので屋台が出ているのですが、一瞬「?」と目が留まった店がありました。外人らしき人が肉をジュージュー焼いているのです。看板には英語とは違う文字があったような・・・その時はカメラと三脚を持ち歩いていたので、近寄ることもなくスルーしました。

そして天竜公園へ。

ちょうど手筒花火の準備をしていました。観客用のエリアの最前列には区切りのロープが張り巡らされ、立ち入り禁止の札が掛かっていて・・・

ここでビックリしました。日本語で立ち入り禁止と書いてあるのは当然ですが、外国語でも表記があり、「Off Limits」と英語表記の「上」に
「Proibida a entrada」
と書いてあることに気が付きました。



これってポルトガル語ではないですか??

花火が始まると、わたしの後ろでものすごい勢いで盛り上がっているグループがいて、そこから聞こえてくる言葉はポルトガル語、隣の家族連れもママさんはポルトガル語、子供は日本語も話している・・・どうやら箕輪にはポルトガル語を話す人が多くいるみたいです。

「もしかしてブラジル人??」

東京に戻って、早速調べてみました。箕輪町にはブラジル人が暮らしているようで、町民の人口に対する比率も多めみたいですね。いままで気が付きませんでした。確かに、夜のコンビニに行くと外国籍の人がたくさんいたりするのを目にしてはいましたが、もしかするとあの人々もブラジルから来られた方々なのかもしれませんね。箕輪にブラジル人・・・思いもよらぬ展開です。


***
箕輪は普通なら中央道で通過してしまう場所なのかもしれません。しかし、わたしは箕輪の風景に魅かれ、通うようになって約10年になりました。わたしの大好きな箕輪では、池袋の人たちが祭りに参加していたり、ブラジル人がいたりと、面白い出会いに遭遇することが多いです。

しかも今はCHIQUITITASなどブラジルに関心がある中での出会いでしたので、ものすごく嬉しくなってしまいました。

これも何かの縁なのでしょうか。


ちなみに、今年はなぜか箕輪の人たちから声をかけられることが多く、地元の人とたくさんのお話をすることができました。このような経験は通い始めて初めての経験です。お名前をお伺いしなかったのですが、女性の方からはソバをご馳走になったり、この場を借りて「ありがとう」と、お礼を申し上げたいと思います。今年の旅は、箕輪の人たちの優しさに触れることができて、とても良い思い出になりました。

来年は、ブラジルの人にポルトガル語で話しかけてみたいです。