
評価

東西に分かれた後のローマはボンクラ皇帝2人の後見を前皇帝との間で誓約した、西ローマ軍総司令官スティリコが実質統治することとなる。
経済力の低下により軍団の弱体化も進んだこの時代、北アフリカ、ガリア、北イタリアにフン族に押し出される格好で侵入する蛮族が大量発生。窮余の策として、蛮族の居住を認める代わりに軍団への参入をはかる同盟部族化を推し進めることになる(ローマの蛮族化)。蛮族の中でも強力だったのは西ゴート族で頭目のアラリックは、408年には西ローマ帝国の軍司令官にまで就任している、
このアラリック、410年に謀略により国家反逆罪に問われ死刑となったスティリコ配下の軍団兵とともにイタリア半島を南下、実に800年ぶりに帝都ローマを占領してしまうのだった、しかも、ローマ全ての金銭、奴隷の全員解放など数々の要求を突き付けて帝国を揺さぶり始めるのだが、行軍の途中で病死してしまう。さー帝国の行く末は・・・?
しかし、お国のため、ボンクラ皇帝のため働き続けたスティリコに対する民衆、元老院の評判が悪すぎる。あまりにも可哀そう~、あまりにも真正直過ぎたんでしょうかね~