白堊スポーツ - since 2004.09.18

母校・盛岡一高や岩手のスポーツ情報、読書感想、盛岡風景などをお伝えします。

巨人の話。

2020年08月08日 | その他のスポーツ
巨人が野手を中継ぎ投手としてマウンドに送ったことに対して「伝統が・・・」とか文句を言っているOBがいるようですが、あの江川問題とか様々なことをやって来た球団に対して「伝統」を口にするとは失礼な奴らだと思う私は生粋の巨人ファンです。

脳のシワー養老孟司

2020年08月08日 | 読書
評価4

死、恋、幽霊、感情・・・あなたが一番知りたいことについて、解剖学者で大の虫好き・養老孟司はこう考えます的エッセー。さすがに科学者の日常への切り込み方は鋭いが、まま笑いどころがつかめなかったりするも非日常的発想が面白い!

私が「なるほどな~」とうなった個所をご紹介。

ネズミを一匹飼っておく。ネズミだって、歳をとると脳が薄くなる。そうなったネズミを、大勢のネズミがいる籠に移す。しばらくすると、移された年寄りネズミの脳は厚くなっている。これは専門家がちゃんと測定した結果だから、たぶん間違いない。だから歳をとっても、大勢に混ざって活動していれば、ボケにくいはずである。
それでは、その通りにしたとしよう。お年寄りがそうやって活動すれば、脳は薄くならない。結構なことである。しかし、歳をとって脳が厚くなったら、なにが起こるか。厚い脳は、もちろん余分に血液を必要とする。したがって血管の負担は増す。それなら脳卒中の確立は増える。血管のほうは、勝手に血管の原理で老化するからである。以下同様だということが、想像力の多少ある人には、もはやおわかりであろう。どうしたって、どこかは歳をとる。それを一部だけでもどうかしようとしても、そうはいかない。人間は全体を丸めて、それで「一人」なのである。

【追伸】
「今のうちから覚悟を・・・」
なあ~んておおげさな話ではありませんが、ちょっくら「死」というものに興味がわいたので立花隆の「臨死体験」読んでみようと思います。