医療通訳研究会(MEDINT)活動報告

医療通訳研究会(MEDINT)の日々の活動をご紹介します。
HPではご紹介できなかった活動の様子をお知らせします。

2008.7.19 医療英会話(第2回)

2008-07-27 11:54:47 | Weblog
本格的な夏の到来の中、今日は新しい受講生を迎え西野先生のクラスが始まりました。まずは、内科の問診票。簡単な文章ですが、英語で簡潔・的確に表現するの結構難しいもの。実際米国で使われている問診票を参考に、”飲酒・禁煙についてお尋ねします。”はalcohol /
tobacco useでOKと教えていただき、なるほどと納得した次第。さて今回のロ-ルプレイは腰痛で診察を受ける場面でした。 いつもながら様々な痛みや、体の動きなどを的確に表現するのは悩むところです。膝の裏がつっぱるような変な感じ、電気が走るような感じ、放散痛等、皆さんはどう表現されますか? 臨場感のあるロ-ルプレイで具体的な表現が身近なものとなりました。終わりには米国の医療通訳の制度や医療通訳になるための試験の概略も伺え大変参考になりました。次回が楽しみです。(Y.I.)


2008.7.6第2回看護職講座

2008-07-06 00:00:00 | Weblog
看護職者を対象にした看護講座「在日外国人の看護を理解するために」第2回目は、県立長崎シーボルト大学大学院人間科学科・李節子先生のご講義でした。
今回は、先生のお話により、看護職者として保健医療の原点に改めて立ち戻ることができました。それは、保健医療の基本理念として、日本国内に居住する人は国籍、人種、民族、宗教に関わらず、公平な保健医療、福祉、教育サービスを受ける権利が保証されているという点です。これは、「人の人生に敬意をはらうこと」「相手のニードが満たされるような看護ケアを行なうこと」、というところから人と関われば、何がその場で必要か、どういう応対をすれば良いのかが自然に見えてくるもので、そんなに難しいものではないはずです。
実際の保健医療分野と基本理念にギャップがあるとすれば、どこかでプロの看護職者として、立つ位置がずれているのかもしれない。そして、そこを深刻になってあきらめるのではなく、環境をより良い方向性に向かう現場の発信者としてあり続けたいと思いました。参加者一人一人が李先生から熱いエールを送って頂き、元気の湧く非常に貴重な講座となりました。(N)