医療通訳研究会(MEDINT)活動報告

医療通訳研究会(MEDINT)の日々の活動をご紹介します。
HPではご紹介できなかった活動の様子をお知らせします。

2008.1.27放射線検査

2008-01-27 16:50:42 | Weblog
昔は検査といえば、尿検査や血液検査であり、その結果の通訳が多かったのですが、最近は放射線科の検査がとても増えています。また、新しい技術や機械が増えていて、検査に当たっても告知の必要なものや、医療通訳者の服装や立ち位置など気をつけなければいけないことも少なくありません。南谷先生には最新の放射線科の検査についてお話いただきました。放射線科といえばX線が代表的ですが、最近はCTやMRI、マンモグラフィー、PETまで、患者自身もついていけないくらい様々な検査方法があります。以前、一度検査の授業をやったことがあるのですが、4年前と随分変わっている印象を受けました。こうした知識は、現場に出る前に、常に新しいものを取り入れておかなければいけないと思います。今回の講座で得た知識は、すぐに実践で使えるものだと感じました。

2008.1.27 外科

2008-01-27 16:49:58 | Weblog
びわ湖国際医療フォーラムを主宰され、関西の外国人医療の第一人者である井田先生に、ご専門の外科一般についてのご講義をしていただきました。
井田先生には今までにもMEDINTのシンポジウムや講座で、医師と患者と通訳者のとくに医療文化比較の視点からお話をしていただいているので、皆さんすでにご存知かと思います。
外科治療についての一般的なお話とともに、今回は特に医療通訳者にとって重要なIC(インフォームドコンセント)の手法について細かくお話いただきました。
私個人的にはこのICについてのお話を一度きちんと聞いておきたかったので、とても勉強になりました!
井田先生は、具体的な例や問題点などもあげながら、実際に通訳する際にどのようなことに注意しなければいけないか、また病院はどのようなことに注意を払っているかなどここには書きませんが、本音のお話も伺えました。
これは、すべての医療通訳者の方々に聞いて欲しかった講義です。
欠席された方はDVDの貸し出しを行いますので、是非聞いておいてください。

2008.1.19 医療スペイン語分科会

2008-01-20 16:28:52 | Weblog
今年度2回目のルルデス先生による医療スペイン語分科会。今回のテーマは「椎間板ヘルニア」でした。参加者は残念ながら2名だったのですが、すべてスペイン語で授業が進みました。まずは予習用の椎間板ヘルニアについてのスペイン語を読んでわかりにくい単語や表現を解説していただき、ヘルニアについての医学的な背景についてもご説明いただきました。ヘルニアはスペイン語医療通訳をしているとトップ10にはいる疾患です。みのお英語医療通訳研究会のように英語でこうした勉強をやる団体はいくつかありますが、スペイン語での医療通訳向けの講座はなかなかありません。今後スペイン語通訳者の研修モデルになるような講座にしていきたいと思っています。

2008.1.19 医療英語中級4

2008-01-20 16:28:19 | Weblog
今年度最後の玉巻先生による医療英語中級講座でした。参加者は10名。いつもの会場と違ったので、道に迷う方が続出!15分遅れの開始となりました。
単語は「痛み」を中心とした言葉を扱いました。痛みの表現は微妙で通訳泣かせですので、こうして様々な表現をまとめて学ぶ機会はとても貴重でした。
ロールプレイは「産婦人科受診」でした。教室が少し狭かったのですが、医療関係者が多かったせいか、積極的な質問がたくさんでて盛り上がりました。楽しい雰囲気でたくさんの言葉を学ぶことが出来、いつもながら玉巻先生の教える技術はすごいなあと思いました。