医療通訳研究会(MEDINT)活動報告

医療通訳研究会(MEDINT)の日々の活動をご紹介します。
HPではご紹介できなかった活動の様子をお知らせします。

2013.12.8医療中国語分科会

2013-12-10 16:09:04 | Weblog
脳出血での診察を想定したダイアログに基づいて、いつものように、ロールプレーイングを行いました。

今回は、病院、医療系学校などで模擬患者をされている方が、聴講者として遠方から参加されましたので、
李先生は詳しい説明等は日本語でされました。

CTやMRIを撮る前に、脳の異常かどうかを確かめる簡単な診察チェックのダイアログのとき、
その医学的根拠を説明して下さいましたが、かなり専門的で、全て覚えたり、理解できるわけではないですが、
大まかにでもそういう知識をふやしていければ、通訳時、自身の医療知識が不足しているという不安感を
少しずつ解消できるのではと思いました。

また、模擬患者という存在を初めて知りましたが、お互いにフィードバックできることがあるのではないでしょうか。
次回、時間があれば、実際の現場の様子をお聞きしたいです。

K.S.

2013.12.8医療スペイン語分科会

2013-12-10 16:08:47 | Weblog
今回は「妊娠(妊娠高血圧腎症)」がテーマでした。参加者は、スペイン語の上手な若い男性、医療通訳を始められた女性のNさん、メディントの方お2人、小生の5名でした。

配布テキストに基づき妊娠関係の幾つかの用語についての説明がり、疑問や不明な点があれば、つど質問を受ける形で講義が進められました。産婦人科関連の知識に乏しい男性の小生にはとても参考になる内容でした。特に妊娠に伴う「妊娠高血圧腎症」について詳しい解説があり、また妊娠期間の月数での数え方がラテンと日本では異なり、月単位でなく週単位で呼ぶのがラテンの妊婦には理解し易いなど教えられ、勉強になりました。

解説に引き続き、診察室での医者と患者の想定問答の文案が配られ、まず日本語テキストを翻訳する作業を行い、そのあと参加者が順に自分が訳したスペイン語を読み上げることを行いました。実践に即し、この種のロールプレイはいつも役立ちます。先生の模範回答を読むと、とかく難しく考えて翻訳しがちなのに比べ、簡潔平易な表現となっており、とても勉強になります。最後は、模範解答を参加者がそれぞれのレパートリーで読みまわす作業を行いました。授業中も医療に関する話題が行き交い、2時間があっという間に経ってしまいました。先生、有難うございました。

医学専門のネイティブの先生から医療スペイン語が学べるまたとない機会なので、もう少し参加者が多ければと思いました。次回のテーマは、参加者の要望を入れ、「前立腺肥大症」になりました。

AW

2013.12.8医療ポルトガル語分科会

2013-12-10 16:08:26 | Weblog
今回のテーマは「腎不全」。中萩エルザ先生から、プリントを用いて日本語とポルトガル語で、先ず「腎臓」の位置・大きさや機能等、初歩的な説明を受けました。その後「腎不全」の原因や症状、検査、診断・治療、予防等、基礎的・医学的な解説に加え、関連する医学用語の説明がありました。その後に、診察室に於ける医師と患者の間の会話を、模擬通訳(ロールプレイ)の形式でご指導頂きました。
今回は受講者が2名と少なかった事もあって、医療分野に関する知識の少ない私達に対して、懇切丁寧なご指導をほぼマンツーマンの形で直接して頂き、極めて内容の濃い授業でした。先生の熱心なご指導の中にも、ラテン特有の明るく和やかな雰囲気があり、気が付くと2時間が過ぎていました。次回の先生のご指導が、今から楽しみです。

(野口)





2013.12.8医療英語分科会

2013-12-10 16:08:04 | Weblog
今日は冬らしい一日となりましたが、Conroy先生と坂尾ドクタ-の英語分科会は外の寒さをはねのける熱気のある教室となりました。
本日は循環器の症状と薬局での対話をテ-マに授業が進められました。何よりも、Conroy先生からは難しい医学用語、表現、発音を丁寧に教えていただけ、分からない医学的なことは坂尾先生からご説明いただけるので、本当に生きた言葉を教えていただけます。普通は緊張してしまうロ-ルプレイでも笑いをさそう先生方の巧妙なやり取りで通訳者の緊張をといてくださって、”胸が締め付けらる様な痛み”  ”鈍い痛み””圧迫されている””心臓がドックンドックン”などなど、楽しみながら重要な表現を身につけることができました。新春の分科会が楽しみです。
厳しい寒さとなりました。皆さまくれぐれもお体にはお気をつけて、良いお年をお迎えください。                               yume