昭和39年 虫プロ

虫プロでは、年昭和38年12月暮れに放送した「鉄腕アトム」第56話をカラーで放送しました。よく年の昭和39年2月には、雑誌少年「鉄腕アトム」の編集者桑田裕さんを、虫プロ常務取締役として迎え、総務部と出版部の担当を任せました。
　この桑田常務にも伝説があります。「手塚に刃物を突きつけた編集者がいる」とか「手塚を殴ったやつがいる」とか言う、伝説はどうも桑田さんらしいというのであります。（あくまでフィクションですよ）
　また「鉄腕アトム」の版権登録を編集者なので桑田さんが詳しいだろうとお願いしたんだそうです。お名前を書いて、ハンを押してくださいといわれ、書類に桑田さんご本人の、お名前と捺印されたそうです。そうしますと「鉄腕アトム」の版権は、桑田さんのものとなってしまいましたので、仕方なく？桑田さんを常務として虫プロに迎え入れたと、これも伝説です、あくまでそのような伝説があったということで、これまた、フィクションということです。
この年6月で社員は234名となっていました。ＮＨＫで放送されている「銀河少年隊」制作班も作られ。山本暎一さんに穴見常務から、「ジャングル大帝」の制作の話があったのもこの年でありました。