いつもこのブログを見て頂いて有難うございます
やはり早かった11月!
怒涛でした!
でもまぁ私的には、おめでたい話もあって、緊張はしましたが、貴重ないい経験もさせてもらえて
平成24年は厄をふっとばした感が満載です^^
いい一年でした!!
ってこれから追い込みですけど(笑)
さて、既に告知しておりました新連載「 本当にあったいい話 」
スタートします!
これ、まじで泣けるシーンが結構ありました
誤解、いさかい、和解、感動・・・
複雑な人間関係が親子代々続く中での土地取引
実に縁起のいい仕事でした!
では始まり始まり~♪
新連載「 本当にあったいい話 」
第一話
年の瀬も迫る頃・・・
連日忘年会の飲み会で、疲れた肝臓が顔色に色濃い影響を与え始めたころ・・・
高校時代の友人から一本の電話が入った
プルル
私「 もしもし、毎度~^^ 」
Y「 毎度~^^ 」
私「 年末で忙しいやろ?どうしたん? 」
Y「 バタバタよ~^^こないだちらっと話した年末ゴルフやけどさ、来れる? 」
私「 それ、でも君の中学校のメンバーばっかりやん^^ いいん? 」
毎日毎日飲みつかれていた上に、そのゴルフの予定日の前日も飲み会が入っていた私は
消極的だった
しかも、十二月は本当にお金がかかる
Y「 実はもうメンバーに入れてるんよ^^ 」
私「 笑 ^^ 次の日起きてたら行くわ~ 」
Y「 あかんで!ドタキャンは! 」
私「 はいよ~ 」
まぁ、なんだかんだ言って、昔からなじみもあって、私的にはお気に入りの連中の誘いである
(まぁええか・・・まさか倒れへんやろ笑)
そんな気分で返事をした
しかし、当日・・・・・・
ガバッ!!!!
あかん!遅刻や!
目を覚ました私は二時間程度しか寝ておらず、しかも急に起きたために心臓もドキドキしていたが
すぐさまゴルフウェアに着替え、ゴルフ場へと車を走らせた
Y「 来るかどうかメチャ不安になったわ^^ 顔色悪いけど大丈夫?^^」
ゴルフ場に着いた頃には既に全員がカートの前に集合し、私が来るのを今か今かと待っていた
寝不足と疲労の為、青びょうたんの顔色の私 「 すまん、すまん、さぁいこか!!! 」
寒風吹きすさぶ中、他中学校の忘年会ゴルフ的なゴルフはスタートした
朝のハーフラウンドが終わり、昼食をとっていた時
顔も知り、会話も何度かしたことがあるが、昔からは知り合いではないメンバーの一人が
私に声をかけてくれた
H「 にしもっちゃん、実は不動産の事で相談あるんやけど・・・不動産屋さんやってるんやろ? 」
私「 そうそう、やってるよ^^どうしたん? 」
H「ちょっと込み入った話なんで、また電話できるかな? 」
私「OK~^^ 」
ってな具合でこの話は始まった
しかしこの時、軽い気持ちで返事をしたその案件が、翌年の一年をかけての大仕事になろうとは
露ほども考えていなかった・・・
年も明けた頃
一月といえば休みが明けてもなかなか始動しないチキンハートの私は、自分に喝を入れるためにも
年末に、「 年明けに電話するわ^^ 」と軽いタッチで答えておいた年末ゴルフの際の知人に電話をかけた
私「 あけおめ~^^ 年末の話、なんやったっけ^^ 」
H「 ああ~覚えててくれたんやぁ、実は・・・・・・・ 」
聞けばH氏は、自らの事業用に所有しているビルの横に、何十年も建っている空家に頭を悩ませているという
こちらの建物を修復修繕したくとも、その空家が壁もひっつきそうな位の近距離で隣接している為
相当な高さから、建物の外壁の一部が落下する可能性もある状態のまま、足場を組めず困っているという
私「 なるほど、つまりその横の土地を買収してくれという事やな・・・ 」
H「 そうなんよ、二年ほど前に〇〇不動産に依頼したんやけど、なんか、難航してるって話があった後
まったく連絡もなくて、宙ぶらりんなんよ、ほんまに困ってるんよな 」
私「 まぁわかった、明日にでも現地を見に行ってみるわ 」
まぁこの時点で大体の不動産屋さんは及び腰である(笑)
ダメな理由があるから難航し、連絡がなくなったという事は、頓挫したわけである
こういった場合、不動産屋が変わったからといって、事態が変わる事は基本的にない(笑)
もし、何らかの理由で解決する事があるとすれば、それは時間の経過と、それによる関係者の周辺環境の変化しかないのだ
奇跡的にでも、そこにハマらなければ、基本的になす術はないのだ!
次の日、私は軽い気持ちで現場へと車を走らせた
なるほど
一目で私には〇〇不動産が手を引いた理由が読めた
見れば古い家が建つその土地は、間口が3mちょい、奥行きが長く、後ろには県が管理する相当な規模の河があった
(アハハ^^こりゃ手引くわな^^面積にしても20坪もないし、難航する理由を乗り越えてまでやっても収入にならんわな^^)
(しかも後ろ、河やん^^これ解体すんのめっちゃお金かかるな^^)
現場を見て難航する理由も読めた
土地面積が狭すぎるのである
つまり、建物の規模と、建て方からして、解体工事に相当な費用が掛かる事が一目瞭然であり、しかも土地の面積からして
所有者はその土地を売却しても、解体費が捻出できないのだ!!
絶対売らんわな^^土地売っても赤字やん^^
だめだこりゃ^^
私はひとまず、現場を離れ、依頼主のHに電話をかけた
私「 もしもし、現場見たよ^^ キッツイ話やな 」
H「 やろ~、横の建物、もう傾き始めてるし・・・こっちの建物も修繕しなあかんし。どうしよう 」
私「 まぁ、登記と公図調べて対策練るわ^^ めっちゃ難しいと思うけど^^ 」
〇〇不動産と同じく、苦労してやるには、あまりに報酬額も小さくなることが予想され
(この話は最初の段階で、所有者の意見を聞いた段階で 終了 やろな・・・)
正直な所、そんな気持ちがなくもなかった
しかし、この話はその後、私がこの仕事をやっていて本当に良かったと思える仕事となる
なぜなら・・・・
心の底からの ありがとう を聞く事ができたからだ
巷に氾濫する「 ありがとう 」という言葉は、その重みも意味合いも大小様々である
しかし、私はこれほど心に響いた「 ありがとう 」を聞いたことがない
それほど ビジネスと感謝 とは結びつきが難しいのだ
その「 ありがとう 」 は、これまでに依頼をこなし、無事に成約まで案内した今までの案件でも言われた事のある
「ありがとう」 では決してなかった!!
続く・・・・・
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