いつもこのブログを見て頂いて有難うございます。
本日は、すべった話 第三話を記載したいと思います。
この逸話につきましては、誰かを攻撃とか誹謗中傷の目的ではなく、実際に起こった事である事、起こりうる事
あってはならない事を紹介する事で、消費者様に何故、仲介業者がいるのか?どう選ばなくてはならないのか?という事
を少しでも考えて頂ければという思いで記載します。
すべった話 第三話
~ 不動産の契約日 ~ とは、不動産を買う人にとって、とても重要で有る事は間違いない。
人によっては、占い師(あてになりませんが)さんや、親御さんに相談したりと何かと決定までに時間がかかったりする。
どの月のどの日にも、大安、先勝、先負、赤口、友引、仏滅といった、「 暦 こよみ 」が存在するからである。
一般的に、不動産契約の様な大きな契約の際に、 「 仏滅 」を選ぶ人はいない。
むしろ仏滅ではないか?を真っ先に調べ、「 大安 」を指定する人がほとんどである。
こういった過程を経て日時を決めるという性質上、「 契約日の変更 」というのは余程の事が無い限り
あり得ないというのが常である。
だが、契約日の前日のA氏よりの電話の主旨はまさしく 「 契約日の変更 」であった。
しかも、既に決定してある日の 前日 である。
理由はお盆前であるから・・・と言う事であったが、それが前日に伝えられて契約日変更になるという事はまず無い。
自分に置き換えてみれば一目瞭然である。
そんな事は、はじめから分かっているのだ!
その電話を受けた時、私の中でのA氏への信用度は、既にほぼ0に近い状態となった。
宅建 (業) の免許を持っている(※主任者ではない)というA氏の言葉すら、私はかなりの疑いを持った。
スキルの差はあれど、前回の不手際といい、今回の日時変更といい、A氏の頭の中には「 相手の都合 」という
概念が存在しないのである。
こういう人とは仕事上お付き合いしない というのが私のスタイルである。
なぜなら、私の背後にいる売主様、もしくは買主様に迷惑が係るからである。
今回、既に用心している所へまさしく 失敗を繰り返すA氏(本人にその自覚は無い)に大きないらだちを覚えた私で
あったが、契約をする事が決まっている以上、私の判断でA氏が信用できないという理由で契約をしないという事は
出来ない。
売主様のもとへすぐに報告に行き、その旨を伝えた。
売主様 「 そうですか。別にいいですよ。」
予想はしていたが、これが温厚な性格の売主様の回答であった。
今から考えれば、むしろこの時に売主様が憤慨し、「 そんな相手とは契約しない 」とブチ切れてくれていたら・・と思わなくもない。
この不細工な話の中で、プチっと来ているのが私だけなのである。
結局、お盆明けまで待ちましょうってな事で、一週間が過ぎた。
私は契約日が伸びた事による「 影響 」を全て契約書に反映し終え、その日をを待つ事にした。
契約日が一週間伸びるだけ・・といってもローン特約の期間や、引渡し期日や銀行とのやりとりなど、実に様々な変更点がある。
いったん仕上がった書類の中身をパソコンで再度変更を加えていくのは私は嫌いだ。
見落としや更なる間違い点がでてしまう事も少なくないのだ。
お盆が明けようとする契約日の二日前、またしてもA氏から電話が鳴った。
・・・・・電話に出る前、嫌な予感がした事はいうまでもない。
傾向と対策上、このオッサンの電話は、後ろ向きな事が大半を占めているのである。
「 もしもし・・・」
A氏 「 あ~○○です。西本さん実はね・・・・」と来た!
A氏が犬であれば、必ず 「 待て 」 とこの時、私は叫んだに違いない。
続く・・・
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