社長日記

日々の出来事や、感じることなど、思いつくままに・・

難易度 高

2010-06-15 08:14:22 | Weblog
いつもこのブログを見て頂いて有難うございます。

今日は朝から雨が降り、テンションですね。
今日の物件撮影はやめおきます。


さて、先日、昨年12月に契約を行った案件の決済がようやく終わりました^^
実に半年以上にも及ぶ、長期の労力を必要とする案件でした。

この案件は、昨年11月頃、お客様から頂いた一本のお電話から始まりました。
当時の電話内容は 「 あのぉ~土地を探してるんですが、何か良い物件無いですか?」

という、不動産屋泣かせの一言から始まりました。

「どういう意味ですか? お客様にとっての良い物件とはどういう物件なのでしょうか?」
と問う私に、お客様は 「 スカッとした所 」とこれ又 不動産屋泣かせの一言(笑)

その後 徐々に条件を絞っていき、ようやくコレといった物件にたどり着いたものの
様々な規制のあるエリアであり、市や県、地元水利組合、河川の管理者を含む様々な
赤の他人の同意を得なければならない案件でした。

お客様からも、知り合いや建築関係者に「ここは建物が建てられない」と言われたと
ご相談があったり、私にとっては精神的にもかなりの重責となる数ヶ月であったことは
言うまでもありません。


しかし、気に入った土地というものは滅多にめぐり合えません。
お客様にとっては、その土地で商売をし、家を建てるという決心をした以上
その将来への希望や期待は相当に膨らんでいるはずであり、案件がダメになってしまった
際の落胆は相当なものになるはず。

私自身、ここに家を建てると決心をし、様々な障害を乗り越えてでも新築を行うという
経験をつい最近した事から、お客様の心境からすると、一度決めた以上、後に引ける物ではない
と痛感しておりましたので、多方面に人を求め、情報を求め、足を使い、無事決済に
至ったという貴重な経験材料となった案件でした。


結果、すぐれた調整技術や、調査能力、申請技術を持つ、とある方との出会いもあり
設計士さんも含めて 紆余曲折を経て、無事に建築許可を取る事が出来たのでした。

私の経験では、過去に契約から決済まで半年を要した案件は、他には二件しかありません。
この二件は、いずれもご商売と住居を兼ねる建物を一つの敷地に建てるという計画で
資金調達を民間銀行と国金との二つの窓口から調達されるという案件でした。
金融機関の調査、審査順序の問題もあり、このケースは予想外に時間がかかる事は
同業の方はご存知だと思いますが、今回の様に、自己資金で全額支払いを行うケースでは
ほとんどがそう時間はかかりません。


売主様の承諾も得て、建築許可が降りてから土地決済を行うといった今回のケースは
私にとって、とても勉強になった案件でした


売主様が業者さんであった事も良い方向に影響し、理解を得られる事が出来ました。

決済が終わった時、買主様に「 ありがとう 」と言って頂き、売主様からも
お褒めの言葉を頂き、非常にやりがいと達成感を感じられる仕上がりとなりました


この後、この案件の土地には、地域の目標となる様な、素晴しい建物の建築計画が
リアルタイムで進んでおります。
和歌山市にすむ多くの方が様々な、媒体紙やメディアでこの建物の存在を知る事に
なるとは思いますが、和歌山を明るくするような素晴しい案件に関われた事を
誇りに思います。

又、施主様の賛成が得られれば、当ブログでもご紹介させて頂きます。
多分、一年後くらいにんると思いますが(笑)



和歌山の不動産物件情報はこちらから
http://www.create-mn.com/