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ダークマター検出の現状について・2

2023-01-03 11:49:31 | 日記
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4月号の「日経サイエンス」にも紹介されていた「フェルミラボの従来にはないダークマター探索計画」です。

・MAGIS-100:暗黒物質、重力、量子科学を調査する自由落下の原子
https://translate.google.com/translate?hl=ja&sl=en&u=https://news.fnal.gov/2019/09/magis-100-atoms-in-free-fall-to-probe-dark-matter-gravity-and-quantum-science/&prev=search

『Fermilabの深さ100メートルのシャフト-何年も前にニュートリノ実験用に建設されたもの-は、暗黒物質と重力波の性質を調査する新しい量子実験の拠点になります。

MAGIS-100コラボレーションの科学者は、原子のグループを真空管に落とし、レーザー光を照射し量子物理学の側面を探ります。
この実験の目的は、超軽量の暗黒物質粒子の存在を明らかにし、以前に検出されたよりも低い周波数の重力波を検出する道を開くことです。』

すでに先行している10mサイズでの自由落下実験装置で・・・
『「私たちは、人間のスケールで原子を操作し、ほぼ人間の身長の分離を達成します」とフェルミラボの科学者ロニ・ハーニックは説明しました。
「これは今までに行われたことがありません。」』

『とらえどころのない粒子の検索
暗黒物質の重力効果は、1930年代後半から観察されています。
今日、科学者は、私たちが毎日目にする種類の発光物質が、宇宙の物質のわずか5分の1を占めるのみであることを知っています。
ダークマターが残りを構成しますが、科学者はまだその構成要素を直接観察していません。

最も一般的な理論では、ダークマターはとらえどころのない、めったに相互作用しない粒子と見なされます。
暗黒物質の研究の多くは、弱く相互作用する大粒子、つまりWIMPに焦点を当てています。
これは通常、陽子よりも重いと理論化されています。
しかし、科学者は他の可能性を考慮して検索を拡大しました。
(↑現状は、なかなか探索している質量範囲の中にダークマターの粒子が見つからないので、質量の軽い方にも再び注目が集まっている、という状況です。)

MAGIS-100は、重量がWIMPよりはるかに少ない超軽量の暗黒物質候補を探します。
そのような粒子の例は、ニュートリノの質量よりも軽い重さの仮定されたアクシオンであり、何十年もの間、質量がないと考えられていたほど軽い粒子です。

MAGIS-100が敏感な粒子の場合、暗黒物質は粒子ではなく波としてより適切に記述され、定数と考えられる量を時間とともに振動させます。
MAGIS-100は、このタイプの最も軽い暗黒物質候補からのこのような振動信号を検索します。

原子が重なり合うと、超軽量の暗黒物質粒子からの微小な変化に敏感になります。
そのような粒子が電子と相互作用すると、そのような変化の1つが発生し、電子の質量がわずかに変化する可能性があります。
超軽量の暗黒物質粒子は、原子を構成する粒子の相互作用強度にも影響を与える可能性があります。

「だから、私たちはMAGIS-100で原子をどれだけ離れて駆動できるかに焦点を当てています」と、MAGIS-100の広報担当者であり、スタンフォード大学の科学者であるJason Hogan氏は述べています。
「その距離は、実験の感度に直接関係しています。」』

・・・と言うように「スーパーライトなダークマター探索計画」も動いております。

以上、ご参考までに。

追伸
MAGIS-100関係の他の記事は以下のページから入れます。
https://translate.google.com/translate?hl=ja&sl=en&u=https://news.fnal.gov/tag/magis-100/&prev=search

ご注意
以上の記事は
「・ダークマター検出の現状について」
の一連の記事に引き続いて書かれたものです。
それでこの前半部分の記事については以下のアドレスから入れますのでよろしくお願い致します。
 
 

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