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ダークマター検出の現状について

2023-01-03 11:43:28 | 日記

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2020/2/29 6:15 | 最終変更

 

日経サイエンス1月号に
「暗黒物質とニュートリノに挑む」という記事が載っていました。
少し抜粋してみます。

『普通の物質粒子とはほとんど相互作用せず、電荷は持たず、質量は陽子などよりははるかに大きいとされる。
標準モデルを超える有力理論「超対称性理論」が予言する素粒子である可能性がある。』

探索方法は
1、セルンの加速器を使って暗黒物質を生成する。
2、暗黒物質同士の対消滅で出るγ線の検出@銀河中心部
3、地下施設でのキセノンやアルゴン原子と暗黒物質の衝突による発光の検出
というところか。

前の記事に載せましたが、これらの内容については物理学会誌でも紹介されている。
日本物理学会誌 Vol. 75, No. 2, 2020

「宇宙のダークマター直接探索の現状」
https://www.jps.or.jp/books/gakkaishi/2020/02/75-02_068interdisciplinary.pdf

『直接探索をはじめとして,間接探索・加速器を用いた探索によってダークマターの正体が数年の内に明らかになる可能性が高まってきている.
現在の物理学に課せられた大きな問題であるダークマターへの我々の取り組みに今後もご注目いただき,正体解明へのみちのりを一緒に楽しんでいただければと思う.』

この報告によれば「暗黒物質は2~3年で見つかる事」になります。
物理というのは最後は実物勝負ですから、これは実に楽しみな事になります。


http://archive.fo/ob03H

 

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