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ホーキング放射とブラックホール・49・ホーキング放射はどこから発生しますか?

2021-03-03 12:58:06 | 日記

Hawking radiation, the Stefan-Boltzmann law, and unitarization
Steven B. Giddings

ホーキング放射、シュテファン・ボルツマンの法則、および統一
[2015年11月25日(v1)に提出、2016年1月12日最終改訂(このバージョン、v3)]

『ホーキング放射はどこから発生しますか?
一般的な見方は、それが地平線の非常に近くまたは地平線での励起から生じるということであり、この視点は、ブラックホールの量子力学を説明する際のUV依存エンタングルメントエントロピーの重要な役割についての「ファイアウォール」の議論を支持しています。
ただし、ホーキング放射の総放出率と応力テンソルの両方を詳しく調べると、その発生源は地平線に近い量子領域、つまり「大気」であり、その半径範囲は地平線半径スケールによって設定されます。
ユニタリー性を回復するにはホーキング放射を変更する必要があるため、これは潜在的に重要です。自然な仮定では、このような変更に関連するスケールは、ホーキング放射を支配するスケールに匹敵します。
 さらに、関連する議論は、ベッケンシュタイン-ホーキングエントロピーによって支配されるブラックホールの熱力学を損なうことのない、「非暴力」シナリオにおける余分なエネルギーフラックスに関する質問への解決策を示唆しています。』

Hawking radiation, the Stefan-Boltzmann law, and unitarization

↑ 部分訳を・その50に載せます。

 

追伸:関連して

ベッケンシュタイン-ホーキングエントロピー

Jacob D. Bekenstein(2008)、Scholarpedia、3(10):7375。

『・・・単一太陽質量のシュワルツシルトブラックホールには、アトランタまたはシカゴの市区町村と同じオーダーの地平線領域があることに注意してください。そのエントロピーは約4*10^77ありこれは太陽の熱力学的エントロピーよりも約20桁大きい。この観察は、ブラックホールのエントロピーを、ブラックホールが形成されたときにブラックホールに落ちたエントロピーと考えるべきではないという事実を強調しています。 』

↑ さてこの記述は「ブラックホールを作り上げた素粒子=超弦が持っていたエントロピーよりも出来上がったBHは22ケタ大きなエントロピーをもつ」と主張しているのであり「多層のブレイン(膜)=BHに落ち込んだ物質がBHである」という弦理論からの主張と真正面からぶつかっている様に見えます。

・ダークマター・ホーキングさんが考えたこと 一覧<--リンク

https://archive.fo/c0CMU

 

 

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