宇宙論、ブラックホール、ダークマター、ホーキング放射、相対論

ブラックホール、ダークマター、ホーキング放射、相対論 etc etc

電王戦・世界COM君選手権‘2014年

2014-05-07 09:39:22 | 日記
GW真っ只中、恒例の世界COM君選手権‘2014年が木更津で開催されました。

今回も一般公開がありましたが、場所が遠いのでお客さんは少なめの模様でした。

さて、下馬評では「ポナンザ、激指、NDFの3者の優勝争いになるだろう」ということでした。

でもじっさいはその予想は「半分は当たって半分はハズレ」でありました。


世界コンピュータ将棋選手権 決勝戦結果 (総当たり戦)

優勝:Apery 5勝2敗0分
2位:ponanza 5勝2敗0分
3位:YSS 4勝3敗0分
4位:NineDayFever 4勝3敗0分
5位:激指 4勝3敗0分
6位:Bonanza 3勝4敗0分
7位:ツツカナ 3勝4敗0分
8位:N4S 0勝7敗0分


プログラム名 総コア数  ハードスペック 
Bonanza   350程度 PC60台クラスター
ponanza    30    PC5台クラスター
GPS将棋    8     PC2台(諸般の事情によりクラスター参加できず)
激指       12    PC2台
NineDayFever 16    PC2台
ツツカナ     4   ノートPC1台
YSS       64    PC8台 クラスター
Apery      6    PC1台
N4S    16    PC2台  メインメモリ256GB(4駒関係定式化)
(クジラ   ??   ぼな子PC300台程度 Max時)


決勝戦では「ポナンザ優勝か」という最後の最後で「Aperyが大逆転」というドラマが成立しました。

これはAperyのがんばりもさることながら、YSSがポナンザに勝った事が大きかったですね。

これで今回YSSもそれなりに名誉を挽回できたかと。

そうしてこれは豊島君にとっても「朗報」でありました。


さて、ソフト技術としては、4駒関係の定式化ー>評価関数として成立させたN4Sが決勝進出したことがトピックスですね。

ただしこのソフトはばかでかいメモリ空間を必要とするようです。


それから個人的には予選初日、2日目とえびふらいさんとこの中継が面白かったですね。

えびさんは大合神クジラちゃんの作者でもあります。

「ぼな子」というソフトをダウンロードしてみんなでCPU資源を供出して参加するという面白い試みです。

300台をこえる協力者のおかげで今年は2次予選16位で来年のシード権獲得という望外な結果でありました。

でも2億NPSの力を十分に出し切っているとはいえませんね、えびふらいさん。

今後の精進を期待する所でありまする。


参考として2次予選の結果も乗せておきます。

2.次予選通過順位(スイス方式)          

1位:激指 8勝1敗0分
2位:NineDayFever 7勝2敗0分
3位:ツツカナ 6勝3敗0分 (デスクトップ故障ー>始めからノートPC)
4位:Bonanza 6勝3敗0分
5位:ponanza 6勝3敗0分(途中クラスタートラブルで2敗ー>後半ノートPCで)                     
6位:YSS 6勝3敗0分   (初戦は遅刻で不戦敗) 
7位:N4S 5勝3敗1分
8位:Apery 5勝3敗1分
--- 決勝出場の壁 ---
9位:Selene 5勝4敗0分
10位:AWAKE 5勝4敗0分
11位:GPS将棋 5勝4敗0分
12位:竜の卵 5勝4敗0分
13位:芝浦将棋Jr. 4勝4敗1分
14位:習甦 4勝5敗0分   (マシントラブルありの模様)
15位:Warsenal Zero 4勝5敗0分
16位:大合神クジラちゃん 4勝5敗0分
--- シード獲得の壁 ---

最後になりましたが、ノートPCで決勝進出して、しかもそれなりの成績を叩きだすツツカナ君は相変わらずたいしたものでありますね。

それからやねうら王には是非とも電王戦トーナメントには出場される事を期待しております。

やねさんには世間を騒がせた見返りに「新バージョンのやねうら王をお披露目する」という義務があるのであります。


PS
「電王戦記」はこちらから入れます。

「ビットコイン論」にはこちらから入れます。

「STAP細胞論」にはこちらから入れます。

「放射線量コントロール一覧」はこちらから入れます。

コメント    この記事についてブログを書く
« 4月の成績比較 | トップ | 「ガキのけんか」かな? »

日記」カテゴリの最新記事