かすみの時間

元かすみのスタッフまゆのなんの変哲もない日々、ま、それが幸せなんですけど

戦場のニーナ★読書の時間

2008-05-03 23:50:03 | 
今日は久々にPCでブログを  

ケイタイからアップした画像が転がっているのを見て 

とか思いながらも修正しないわたしですが(笑)

   ケイタイが新しくなったもんだからイマイチ画像の操作がうまくいってなかったわけで 
  

先々月かなぁ

これまた、しづさんの勧めで読んだ、なかにし礼の「戦場のニーナ」

考えさせられたなぁ 

この本は第二次世界大戦後のロシア残留孤児の女性が主人公なわけなんだけど

以前よく

中国残留孤児の方々が戦後60年以上たってもなお

日本に肉親を探しに来られる、そんなニュースを見るたびに

「なんで今更・・・」とか

「今更日本に来てどうするんだろう」とか心ないツブヤキをよくしたものでした

でもね、この本を読んでみて真っ先に思ったことは

自分という人間がいったいどこの誰なのかということが全くわからず

異国の地の人間として生きていくということが

どれほど不安でまた孤独なのかということがよくわかりました 

わたしは日本人でもちろん両親が誰だかということもわかってる

でも、それがそうでなかったら・・・

周りの人たちと、あからさまに姿、形が異なるにもかかわらず

たとえば、君は中国人だよ、と言い続けられる

でもどこかそれにしっくりこない

そんな孤独なことってゼッタイにありえない

まるで深海をさまよいながら生きているような

そう思ったら、中国残留孤児の人たちが

おばあちゃん、おじいちゃんになっても肉親を探しに来る気持ちが少しだけわかったような

またそれに対して「なんで今更・・・」と思っていた自分が

なんと冷たい自分なのかと思わずにはいられませんでした

途中、主人公の熱烈な恋愛ストーリーが書かれていて

そこは恥ずかしくなるような描写だったけど

深く考えさしてくれる本でした 

本を読むと

普段感じることのできない、また知らなかった感情が一つ

自分の心に育つような気がします 


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