久々に読書を再開
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この本を読む前にやっぱり宮本氏の「愉楽の園」を
これはタイを舞台にした物語
タイトルだけ見たら、なんかエッチぃのかなぁ
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って想像しちゃうかもしれないけど
全然そんなことないんだからねぇ
とういことで「春の夢」
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これは、わたし的には輝節が随所に見られる物語だったように思うんだぁ
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読む人が読んだらかなり輝ワールドに引き込まれるよぉ
「愉楽の園」とは違って人間の持っている心のふか~い部分を
独特の輝節で表現してありまして・・・
主人公哲之が、心臓の手術に躊躇してる友達との会話の中で
哲之はふと、死が確実に行手に待ちかまえているからこそ、人間は、何がいったい幸福であるのかを知るのではなかろうかと考えた。
死があるからこそ、人間は生きることができるような気がしてきた。
これは哲之の死んだお父さんの遺言
なんかとってもかっこいい言葉だった
人間には勇気はあるけど辛抱が足らんというやつがいてる。希望だけで勇気のないやつがおる。
勇気も希望も誰にも負けんくらい持ってるくせに、すぐにあきらめてしまうやつもおる。
辛抱ばっかりで人生何にも挑戦せんままに終わってしまうやつも多い。
勇気、希望、忍耐。この三つを抱き続けたやつだけが、自分の山を登りきりよる。どれかひとつが欠けてても事は成就せんぞ
あとね、人って生まれながらにして決して平等ではなく
それは病気だったり貧乏だったりお金もちだったりってあるわけなんだけど
これを筆者は
生命は死んだらどこかへいくのではなく
まるで眠っていて目がさめるがごとく生死をくりかえす
だから人はみな何かしら体にクギをさして生まれてくるんだって
(文章はかなりわたし流ですが(笑))いってる箇所があるの
それは、物事にはすべて原因結果があるわけで
人間にだけがそれが当てはまらないわけがないって
だとしたら境遇がちがうってのは結果でその原因はもっと前にあるんじゃないかって
ということは生と死はくりかえしているんじゃないたっていうんだよぉ
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その考えに「へぇぇぇ
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」って感心してしまったわけでして
なかなかふかいっしょ?
宮本氏の生死観があらわされていたように思うんだけどなぁ
これを読んだ人ってどう感じたんだろう?