かすみの時間

元かすみのスタッフまゆのなんの変哲もない日々、ま、それが幸せなんですけど

花の回廊★宮本輝

2007-11-20 17:43:30 | 
実はかすみでは、本についてもたびたび話題になります 

もちろん、しづさんとわたしであったり、お客さんとであったり

前にも書いた、お客さんのきょうこさん

きょうこさんとの話題はもっぱら「松本清張」だったりします

     この場合、私は一冊しか読んでないのでまるで話に入れませんが 

わたしたち二人の中ではダントツこの「宮本輝」

しづさんのすすめで読み出した「宮本輝」も今ではもう数えきれないほどだけど

それでも読破したわけではありません

今回読んだ花の回廊はこのブログでも紹介したことのある、宮本輝の自伝的小説「流転の海」シリーズの第5弾


実は日曜の夜あたりから寝込んでしまって、寝ていても内臓が痛み

苦しまされながらも、「輝ワールド」に引きずり込まれるように一気に読んじゃいました 

今回は今まで以上に新しい登場人物が多かったんだけど

よく登場人物がごちゃごちゃになる私でも

一人ひとりに個性や特徴がありすぎる「輝ワールド」ではあまりそれがありません

逆に今まさに目の前に存在しているかのように写ります

昭和30年代という時代、人々の暮らしがよくなりつつあるけれどもすべてがそうでなかった時代

それを書くのはたやすいのかもしれないけど

「輝ワールド」はもう一歩踏み込んだ

人間の奥の奥に潜んでいるものまで浮き彫りにしているような気がします 

そして主人公、熊吾の一言一言が上辺だけを言ってるのではなく

私にはなんだか人間の根っこの部分に触れているような言葉に感じるわけで

そう 

輝ワールドはいわば大人のための道徳の時間なのかも 


というわけでこの本を読んだあなたへの質問

この物語が実写版にされたとしたら役者さんは誰になると思いますぅ?
 
         なぁんて話を永遠としているかすみです(笑)

そして、しづさんのお花屋さん仲間のモネさんがやっぱりハマッてしまい

今、このシリーズをむさぼり読んでいるそうです 

もちろんうさ評価は 



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« かすみの時間♪結婚記念日のア... | トップ | 変な親子 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事