ドキドキした金沢ジャズストリートも終わり今日はポカンとキモチに穴があいたような・・・
暑さもどこかへいったのでマジで読書始動っす
「女たちの忠臣蔵」に続き今回は大好きな宮本輝ワールドにどっぷりつかってみました
「骸骨ビルの庭」
いつもなぜか「骸骨」を「ナンコツ」って読んじゃうんだよねぇ(笑)
久々に輝ワールド、よかったなぁ
今回は骸骨ビルと呼ばれているビルで戦争孤児だったり棄迷子だったりした子どもたちが
戦後二人の男性に育てられた彼らの人間模様というか人間関係というか
本当は「人間模様」なんて軽い言葉じゃないんだよ
でも言葉知らずなのでこうとしか書けません
本を読むと自分の世界が広がるのはもちろんだけど宮本輝の本を読むと自分と向き合うことも多々あります
とにかく今何を読もうかもし迷ってるのであれば是非オススメです
すこ~し興味のある方は ↓↓↓
「骸骨ビルの庭」から抜粋~わたしがふぅむと思ったところ
私は多くを学んだが、最も大きなものは人間、とりわけ若者の将来に役立たない学問は
死んだ学問だということだった。
そんな簡単なことが61歳になるまでなぜわからなかったのか。
私にそれを教えてくれる師がいなかったからだ。
優れた師を持たない人生には無為な徒労が待っている。
なぜなら、絶えず揺れ動くわがままで横着で臆病で傲慢なわが心を
師とするしかないからだ。
・・・「聞き上手」だった。
自分たちはこう思う、だからこうしたほうがいいんじゃないかって言う前に、
子どもたちの言葉をまず聞いてくれる。
子どもに限らず、人間てみんなそうだって思うんだけど、
こっちにしゃべりたいことや言い分があるときは、
相手の言葉って心に入ってこないのよ。
「聞き上手」って難しいっす
そうなりたいなぁって思うけどなかなかなかなか
忍耐力ゼロに近いわたしには本当に難しいっす
何かを成した人っちゅうのは、みんな無謀っちゅうつり橋を渡ってます
何かをやりだそうかと考えた時いつも「歳」のせいにしちゃうのが
わたしです
阿部のぱぱちゃんへのご恩をたとえ一瞬でも忘れたら
あなたは生きながら地獄に堕ちますよ
世間の愚か者が撒き散らす風評なんて取るに足らないものとはいっても
そこからは恐ろしい毒が出てるわ。
人は嫉妬する生き物なのよ。
どこで誰が何を理由にひとりの人間に嫉妬の心を抱いてるか
わかったもんじゃない。
人間が抱く嫉妬のなかで最も暗くて陰湿なのは
対象となる人間の正しさや立派さに対してなの。
あなたも、そういう種類の嫉妬を知らず知らずのうちに抱くようになる
年齢にこれから入っていくわ。
最大の恩人に対しての嫉妬の心を起こさせようとする
何か大きな力が牙を研いで待っているのよ。
これは嫉妬だって決してわからせない形で
自分の中にそんな心なんてあるとは思わいたくないけど
今回はこ「恩」という言葉について考えさせられました