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マリンバ奏者、関澤真由美の公式ブログです。www.mayumisekizawa.com

楽譜販売のお知らせー「バラードⅡ BALLADE II for solo marimba」

2023年07月18日 | マリンバ楽譜
私のマリンバソロ作品 「バラードⅡ」の楽譜の販売を開始いたしました。
必要音域は4.3オクターヴ(A-C)、演奏時間は約3分45秒になります。



PDF楽譜のダウンロード販売となります。
Piascore 楽譜ストア(ご購入はこちらからお願いいたします)

私の作品の中で初の4.3オクターヴ用(A-C)になります。
今までは、5オクターヴをフルに使った作品が多く、難易度も私が弾けるぎりぎりに合わせたものばかりでしたが、いくつかの条件を付けて作曲しました。
その条件とは
1.5オクターヴマリンバでなくても弾ける。
2.演奏時間は4分以内。
3.魅せる速いテンポの部分と、歌う緩やかなテンポの部分を作る。
4.テクニック的に難易度を下げる。
5.暗譜しやすい。

実はソリストコンテスト用に作曲したのです。

教室の生徒さん達は、たいてい4オクターヴか、4.3オクターブのマリンバを持っているので、その音域の範囲内で書きました。

また、コンテストの制限時間はだいたい、4分~5分以内。
コンテストに長い曲を選ぶと、カットは必須。カットすると、それだけ作品の魅力を十分に表現できません。ですので、カットしなくても弾けるように作りました。

それからコンテストでは、速くてカッコいい部分と、トレモロでゆったりと聴かせる部分があればバランスが良いため、「急ー緩ー急」の3部形式の曲を作りました。

次に、難易度についてですが、いつも作品を書くときに私が弾けるぎりぎりのテクニックで書いています。そうすると、私のクセが入り難しいとよく言われます。なので、なるべく弾きやすいように書きました。
ちなみに「バラードⅠ」もあるのですが。こちらは、フルテクニック&5オクターヴ用になります。

最後に暗譜についてです。学生さんはテスト、部活等もあり忙しいので、できるだけ短期間で暗譜しやすい構成にしました。

実際、条件をつける作曲は、難しかったです。つい低音を使いたくなってしまう衝動に駆られながらこらえました。

以下参考動画になります。全体的にはっきりゆっくりめで弾いてみました。
バラードⅡ BALLADE II for solo marimba

今、私の生徒さんたちが挑戦してくれていますが、どんな風に演奏してくれるかとても楽しみです。

よりたくさんの方に弾いて頂けたら嬉しいです。