コンサートの向けて。その２

皆さんお久しぶりです！

 

３１日のコンサートのためのリハーサル合宿、無事終わりました～！このリハーサルは、ピアニストで友人の鈴木賀子さんとのリハーサルでした。彼女はついこの間まで、ベルギー、そしてまたニューヨークへと拠点を移し、国際的にコンサート活動をされ、活躍していらっしゃいます。彼女に最後に会ったのは去年の３月、ニューヨークでの共演の時でしたが、あれから１年半がたち、更にピアノの腕に磨きが掛かって音も確信に満ちていて驚きました。

今回は新曲の初めての合わせも兼ねていたので、久々に学生並みのリハーサルスケジュールを組んで、みっちり音楽作りをしました。プロになるとなかなかリハーサル時間を取れないものなので、このように朝から晩まで音楽だけに集中できる時間を取れるのは本当に貴重で、充実した時を過ごすことができました。

お陰さまで内容の濃いものが出来上がり、後は本番に望むのみです。楽しみ♪

 

そして今日は、２９日の演奏の為のリハーサルがありました。こちらはいつもお願いしているピアニスト、伊藤訓子さんです。伊藤さんとは3ヶ月ぶりの共演になりますが、私の呼吸にすぐに合わせて下さり、こちらもまた充実したリハーサルとなりました。

今回は日本の音楽を演奏するので、頭を”和モード”に切り替えて取り組まなければなりません。昨日まではリズムをかっちり取る現代音楽だったので、頭が時差ボケのような感覚です。今はどこの国にいるの？みたいな（笑）

 

どちらのコンサートもそれぞれに魅力的なので、是非いらしてくださいね。

29日、31日のコンサート情報は　こちらをクリック。

 

 

 

次回コンサートへ向けて

すがすがしい秋の青空が続いていますね。皆さんいかがお過ごしですか？
気持ちが良いこんな日は、お出かけしたいところですが・・・私はこもって練習しています（涙）

先週の新作初演の感動の余韻に浸る間もなく、次のコンサートの演奏作品の暗譜に集中しなければならないのです。今月末は、一日おきでまったく種類の違うコンサートが２つあるので大変です。しかも今月に入って一曲追加になることが発覚！ひえ～（泣）

現代音楽の暗譜は正直辛いです。なんだか複雑な模様を頭に叩き込んでいる感じです。今日も音符をぶつぶつ唱え、これだけ覚えても、音符が体のどこかから漏れ出てしまっているのではないか、という錯覚に陥りながら、暗譜に専念していました。

演奏家の仕事は、衣装を着て、舞台に出て、スポットライトを浴びるので、比較的華やかなイメージがありがちですが、実はその前には地味でくら～い作業が沢山あるので、実際のところこの仕事は、華やか１、地味９の割合なのです。特に私の場合、ですが。

それでも、輝ける一瞬があり、温かい拍手を頂き、お客様の笑顔に会える瞬間があるので、たった一割でも、それにかなり救われているのです。
だから皆さん、次回のコンサートもぜひお出かけ下さい。私を救うためにも（笑）

今週末にはニューヨーク在住のピアニスト、鈴木賀子さんとの合宿リハーサルが始まります。良いリハーサルにするためにも、引き続きがんばりたいと思います。

コンサート、無事終了しました！

先日の「音楽収穫祭」、無事終了いたしました。お陰様で盛会裏に終えることが出来ました。ご来場くださった皆様、ありがとうございました。

 

初演だった「花鳥風月」、「こころの空」は皆さんから好評を頂き、今までの苦労が報われました。コンサート当日は朝6時に起きて、会場に向かい、9時からリハーサルだったので、夜のコンサート開演まで精神力、体力共に持つか心配だったのですが、本番では集中力も高まり、真に無心になれて、舞台上で心から音楽と一体となれた貴重な瞬間を味わいました。この感動を味わうために私は、幾日もがんばってきたんだな～と思い、じ～んと来てしまいました。「こころの空」を弾き終わるころには思わず涙ぐんでしまいました。良い共演者、スタッフに恵まれ、お客様も温かく拍手を送って下さったお陰で、本当に良いコンサートになったと思います。ありがとうございました。

 

今月は、コンサートが立て続けにあります。どれも内容は違うので大変です。また明日から頭を切り替えてがんばらなければと思います。

 

今日は、夕方からオフになったので、久しぶりにのんびりした気持ちで外に出てみると、きれいな夕焼けが広がっていました。なんだか心にしみたので、歩道橋に登って携帯でパチリ。心にしみた美しさまでは、撮ることができませんでしたが、記念に載せておきます。本当はもっときれいだったんですよ。

 

 

 

赤いくつ

10月に入って、空もすがすがしく秋らしくなってきました。

いよいよ今週末は新曲2曲を発表します。どきどき。
これ以外にも演奏曲はあって、久しぶりにマリンバアンサンブルなんかもやっちゃいます。考えてみればここのところ、ソロか他の楽器とのコラボレーションばっかりだったので、なんだか新鮮です。

このための練習ももちろんですが、その他に別のコンサートの練習もしなければ間に合わないので、頭を整理しながらがんばっているのですが、今月末には昨年のブログにも書いた、「ハッピー・タキオンズ」が再び東京のコンサートで登場します。

テクニック的にありえないくらい難しいこの曲、練習しているといつも「赤いくつ」というタイトルのこわ～い童話を思い出します。疲れて休みたくても一生踊り続けなければならない赤い靴・・・。なぜ思い出すかというと、この「ハッピー・タキオンズ」はテンポがものすごく速い上に、音符の量がとても多いので、それをこなすために手がフルパワーで常に動いていて、ああ、もう止まらない、だれか止めて～っという感覚に陥るからです。（笑）

その感覚さえも自分でコントロールできるようになれば、気持ちよく弾けるんだろうなぁ、と思いつつ今日もがんばる関澤です。

とりあえず今週末のコンサート情報はこちら。10月をクリックして下さい。