コンサート無事終了しました

本日の平林かつみ追悼コンサート無事終了いたしました。
雨の中ご来場くださった皆様、ありがとうございました。

私は1年ぶりのステージ。正直舞台に出るまで緊張しておりましたが、ピアニストの伊藤訓子さんが素晴らしい伴奏で後押しして下さったこともあって、ホント、気持ちよかった～～～♪久しぶりの演奏、快感でした！！！作品にも集中できて、素晴らしい空間を味わうことができました。天国の平林先生も喜んでくださったかな。今日の衣装は「ひらいたひらいた変奏曲」にあわせてお花の衣装を選びました。

さて、6か月になるわが娘はというと、今日はおばあちゃんにお願いしてお留守番でした。ここまで母乳＆最近始まった離乳食で育ててきているので、哺乳瓶知らずの娘。お乳も時間が来れば張ってきて痛いので、時間をみて母乳を与えにホールと家を２往復しました。コンサート会場が家に近くてよかった。

働く母は大変です。まだまだお母さんお母さんの小さな娘は、半日お留守番して頑張ってくれました。明日はいっぱい抱っこするからね。

コンサートのご案内

あっという間にもう４月（こればっか）
久々のブログ更新ですが、今日はコンサートのご案内です。

来る４月２５日に行われるコンサートは、作曲家である平林かつみさんの追悼コンサートとなります、平林さんは昨年１月に脳腫瘍で亡くなられました。

私は平林かつみさんが作曲された「マリンバとピアノのためのひらいたひらいた変奏曲」という作品を演奏させていただきます。

私が平林さんと出会ったのは、私が日本での学生生活を終えた春のことでした。平林さんは日本を代表する作曲家、小山清茂さんのお弟子さんで、小山清茂記念ホールの館長さんでもありました。当時、こちらのホールでの私のリサイタル開催の話を頂き、そのリサイタルのために平林さんが作曲して下さったのがそもそもの出会いでした。

自分のために曲を書いて頂けるということは、当時の私にとっては初めてで、心が踊ったのを覚えています。作品はこどもの遊びうたである「ひらいたひらいた」を題材にした６つの変奏とコーダからなります。この作品を今まで何度も演奏させて頂いてきましたが、それはすべて平林かつみさんとの思い出とともにあります。この作品を演奏するたびに平林さんの上品な佇まいや素敵な笑顔が鮮やかに蘇ります。音楽にはそういった力もあるんだと平林さんに教えてもらったような気がします。

ひとつの作品を何度も演奏していると、作曲家の思わんとすることよりも、自分の音楽や表現に比重がかかってしまう傾向になってしまうことも多々あります。それはいい意味で作品を「自分のものにしていく」という表現でもあらわされますが、追悼コンサートでは、平林さんの表現したかった世界を忠実に守るなかで、自分の音楽を表現してみたいと思います。

お時間のあるかたは、ぜひいらして下さいね。
個人的には私の復帰（？）演奏になります！

平林かつみ追悼コンサート　～平林かつみ作品によせて～
４月２５日（土）　
会場：レザンホール（中ホール）
開演：午後２時
入場料：無料