リサイタル終了！

２９日のリサイタル、無事終了いたしました。リサイタルに来てくださった皆さん、本当にありがとうございました。それから暖かいメールも頂き、本当に嬉しかったです。楽しんで頂けたでしょうか？今回のリサイタルのテーマはずばり「パワフルポップ」。全体的にパワフルなものを意識したコンサートでした。パワー使いまくり、完全燃焼の一夜でした。私の中では、毎回違うテーマにチャレンジして、その度に新しい自分を表現できればと思っています。音楽家も進化していかなければ。
コンサート中、ついつい沢山しゃべり過ぎてしまいましたが、ＭＣ長すぎました？実はしゃべりながら、体を休めていたのです。（ごめんなさい）今回はハードな曲が多かったので、話していると見せかけて息を整え、体を休めてました。ここだけの話。

マリンバは全身を動かす楽器なので、体力勝負なんですね。特に夏は暑さで体のエネルギーが消耗するので、夏に弱い私としては、日頃からの体力作りが必要だなーとつくづく思いました。

沢山食べて、泳がなくちゃ！

演奏に対する課題も自分の中では沢山在りますが、リサイタルでのこれからの課題は舞台作り。たとえば太鼓集団の鼓童のコンサートは、曲と曲の合間のつなぎ方がとてもスムーズで洗練されています。ブラスト！もしかり。もちろん、演出、照明などプロの手でなされているし、演奏者の人数も多いのでそういった演出も可能なのですが、本当に無駄が無い。すごくかっこいいのです。無駄の無い演出って理想ですよね。演出に無駄がないと、演奏も良いタイミングで入れるので、イコール良い演奏に繋がります。
または、いろいろやらずにシンプル　イズ　ベストか。うん。それもいいな。そうしたら自分の演奏に入るタイミングが掴めるし、ハプニングも少ないし。今回は照明とのタイミングをつかむのが難しかったです。演奏に入るタイミング、礼をするタイミングがこんなに自分の音楽と重要な関わりを持っていたのかと驚きました。

自分の中に生まれたこれからの課題、そしてリサイタルでの皆さんの暖かい拍手を胸に今後も頑張っていきたいと思います。
応援して下さい！！本当にありがとうございました！

防音

ついに自宅の練習室に防音ガラスを取り付けました。今まで付けていなかったのが不思議なくらいでしたね。ご近所のみなさん、すみません。私の住んでいるところは近所どうしの距離はけっこうあるのですが、夏になるとみんな窓を開けますし、夜はさすがに気を使います。遠くの方でポロポロ音が聴こえていても、気になる方はいらっしゃいます。なので、時間も決め、窓をきっちり閉め、更に厚手のカーテンの他に音を吸収する布団をかけていましたが、ついに今日から窓が二重窓＋防音に！これからコンサートに向けての缶詰期間になるので、間にあって良かった。

これからテストしてきま～す。

アイ・ラブ・スペイン

ホームページを出すようになって、ネットってすごいな～とつくづく思う瞬間があります。
知らない誰かとネット上でやりとりできるんですから！と言っても、私はチャットとか一切やったことは無いのですが・・・あまりエスカレートすると、怖い目にあったりするんじゃないかなーと思うと、深いところまではいけない私です。

最近、スペインの人から、あなたのCD、どうやって買ったらいいの？とメールがありました。まだお会いしたことの無い知らない方です。私のホームページをみてメールを送ってくれたらしいのですが、「あんまり英語が上手じゃないんだけど・・・」と始まっていました。もちろんその方の英語はしっかり理解できましたが、得意じゃない英語でわざわざ書いてメールしてくれたのが嬉しい。今回のCDにはフラメンコギターで有名なサンルーカルの作品が収録されているので、本場のスペインの人に聴いて頂くのは、ちょっとプレッシャーですが、単純に嬉しい！私のCDに興味を持ってくれたなんて、もうスペインに足を向けて眠れません・・・
って地球は円いので、とりあえず西にも東にも足を向けれない。ちなみに私は南枕です。ハイ。

海外の、お会いしたことも無い人と、こんなに簡単にしかも素早くやりとりできるんだから、インターネットってすごいなーと思います。今更、ですけどね。

ロンドン

ロンドンで同時多発テロ事件が起きました。なぜ、一般市民が傷つけられるのでしょうか？テロの被害を受けるのも、戦争に行って戦うのも、一般市民。この場でいろいろ論じたくはありませんが、憤りを隠せません。テレビで、「安全な場所から動かないようにして下さい」と呼びかけているのを見ました。
不意をつかれるテロに対して、安全な場所なんていったいどうやって決めたらいいのかと思ってしまいます。

ニューヨークで起きた９．１１同時多発テロのとき、私は現地にいたわけですが、いつどこでまたテロが起きるのか、どんな状況でやってくるのか、どうやって日本に帰ればいいのか、不安で不安で生きた心地もしませんでした。あの現実とは思えないひどい映像がテレビに映し出されるたびに泣いていました。やっと帰国できた時は日本が平和すぎて、違う世界から帰ってきたような変な感じでした。

被害に遭われた方々とご家族の皆様に心よりお悔やみ申し上げます。この被害が拡大しないことを祈ります。

お手紙

先日、共演した演奏者の方にお礼のお葉書きを書いてお送りしたら、そのお礼のお葉書きが届きました。
こういうのってとっても嬉しい。嬉しくて何度も読んでしまいました。今の世ではメールのやり取りが殆どとなっていますが、私は手紙を書いたりする、昔からのやり取りがとても好きです。気持ちがこもっていて。

特にお手紙は用紙を選ぶところから始まって、自分の手で書いて、切手を貼ってポストへ出すという手間が掛かっています。それだけの手間を掛けて書いて下さったその気持ちが嬉しいです。あれ？なんだかこのフレーズ、前にも言った覚えが・・・。そういえば以前、郵政記念日に一日郵便局長をさせて頂いた時、皆さんの前でお話した覚えがあります。手紙っていいですよって。私って今でもちゃんと郵便局に貢献してるかも？

今、世間で1番使われているEメールですが、実は私にとっては海外とのやり取りとか、仕事上のやり取りが殆どです。もちろんHPに送ってくださった皆様の暖かいメールには、できるだけ返信するように心掛けています。
ただ、メールは便利ですが、便利過ぎて簡単、ということもあって、たとえばだけど、お礼の気持ちがこもり難いような気がします。お詫びする時なんかはもっての他。だから、そんな時はいつも手紙を書きます。友人と、ただ会話するだけならメールよりも電話で話してしまいます。私ってけっこう古い人間なのかも。

私の知っているニューヨークの作曲家の方で、コンピュータを駆使した音楽など先端の先端まで行きついてしまったので、今は一切コンピューターを使うのは止めてしまった、という方がいます。今はパソコンもないのでネットも、もちろんメールもしない。楽譜も手で書いているそうです。「ある意味、だれよりも最先端いってるよね」とニューヨークの音楽仲間の間で話しています。その方の音楽、素晴らしいんですよ。私は大ファンです。いつかマリンバの為に曲を書いてください－とお願いしてるのですが、とにかく人気者で、忙しい方なので、まだ実現に至っていません。実は同郷なんです（自慢)　さてだれでしょう？