マヨの備忘録・・・マヨのぼやきから

いろいろあったな・・・真実を知りたい!この一心で始めたブログだったが、知れば知るほど世の中の闇は深くなるばかり・・・。

捏造の歴史の本質は

2009-02-12 09:50:22 | インポート

私の歴史研究もそろそろ五年目を迎えた。60歳になったら還暦のパーティーを開き、その時の引き出物に自分で作った本を配りたい。これが私の研究の発端なのである。「何かの本」が目的であり、歴史の研究はたまたまそれにしようと思っただけである。

最初は手っ取り早く邪馬台国の所在地を見つけ発表すればいいのではないかと思い、各種それらしい本を見つけては読み出した。一番おもしろいと思ったのが鹿島昇氏だった。彼のおかげで邪馬台国よりも、明治天皇の出自、あるいはシーグレイプの「YamatoDynasty」の翻訳などを始め、とんだ道草を食う事になった。しかし、おかげで鬼塚氏と知り合い、その関係で「Goldwarriors」の翻訳を始めた。別にこれでなければというジャンルがあったわけではないので、道草はとても楽しく、そしてずいぶんと勉強になった。

いまは突厥を中心とした中央アジアを主に研究しているが、大変に恐ろしいことが見えてくる。

つまり、現代にも通じる支配構造の原型が古代においてすでに完成していたような気がするのだ。日本史や中国史の枠内で勉強していては絶対に見えてこない世界がそこにある。古代の匈奴、そしてフン族、そして突厥はすでに世界帝国を完成させていたのだ。しかも、一番問題なのはそれらの支配層が見えてこないことだ。

実は彼等の住むところが「天」であり、そこから各地に派遣される王族は「神」と呼ばれ、それぞれが自分の決められた場所で国を作る。この派遣されることを「天降る」という。各地の王様は毎年決まった額の家賃を納めさえすればその地位は安泰である。仮に家賃を延滞すれば新しい神様が選ばれそこへ送られ、王が失脚する事になる。「神」が派遣されるときの先発隊は、「烏」と呼ばれたとは「億うそ」さんからの受け売りだが・・・。

我々が見てきた歴史書には、どうもこの「天」の存在が書かれていない気がする。各地の国の歴史はそれぞれ残されている。そして神、即ち派遣された王様もわかっている。しかし、肝心の「天」がどこにあって、どんな民族で、白人なのか黄色なのか、はたまた黒人なのかまったくわからないのである。つまり、捏造の歴史のそもそもの目的が、この「天」を見えなくするための操作であったのではないか。この考え方こそが私の五年に渡る研究の成果であり、あと三年の間に解決するべき課題なのである。

日本史、中国史、朝鮮史、すべて捏造だらけである事は常識である。でも、何のために、どのようにして歴史を書き換えたのか。これは本当のところを誰も応えてはくれない。

しかし、李世民が唐を世界帝国にし、過去の中国の歴史を大幅に捏造した事は間違いないことで、さらにそれが日本書紀、あるいは三国史記にも影響を与えたと見るべきだ。

つまり、唐が歴史を捏造した理由と日本が歴史を書き換える理由は恐らく同じ動機からだったはずである。

それは唐の支配部族が鮮卑、拓跋族であったこと。さらに、李世民が「天」から派遣された単なる「小可汗」に過ぎなかったこと。さらには「天」の代理人「突厥」に頭が上がらなかった事。これらをすべてないものとし、あたかも唐が漢民族が作り上げた世界でも類がない大帝国であるという中華思想を作り上げたのだ。結局、「天」の存在を消し、そこへの朝貢を隠し、本当の支配構造を見えなくしたのだ。

日本書紀や古事記に描かれている建国神話は、「天」から天下った天孫たちが日本を支配した構造を説明している。しかしこれは概念であり、現実に建国されたのは天武朝で、完璧に確立したのが桓武天皇時代だと思われる。

古代においてそれらを演出したのはシルクロードを縦横に支配していたソグド人に違いない。彼等が商業行為を営みながら、情報や金、そして女、奴隷、武器などを供給し、「天」の命令を忠実に実行したのだ。彼等はカザール王国を建国したものの世界に散り、今やユダヤ・イルミナティーと呼ばれている。(これは私の憶測)

そして「天」が誰で、どこにいるのか、それが未だに謎なのである。