マヨの備忘録・・・マヨのぼやきから

いろいろあったな・・・真実を知りたい!この一心で始めたブログだったが、知れば知るほど世の中の闇は深くなるばかり・・・。

八百長史観のすすめ。

2009-02-07 10:15:29 | 陰謀論

たまたま女房が借りてきた本に「警官の血」(佐々木譲著)というのがあり、とても暇だったので、その上巻だけを読んだ。下巻はそのときなかったので、いまだに上巻しか見ていない。

もともと私は警察が苦手なので、その種の本を読む気はなかったが、まあ、魔がさしたのでしょう。結論から言うと、とてもおもしろかった。この著者は警察の内部を良く知っているのか、特殊な世界がそこにあることが良く分かった。今日、私が取り上げたのは、たまたまその原作がドラマ化され、今夜放送されるからだ。原作通りならば、特に前半はおもしろいと思う。

この原作のストーリーは見てのお楽しみとして、注目して欲しいのが、現職警官が怪死し、自殺とされたことで、その息子は経済的に苦しく、せっかく優秀な成績なのに大学進学をあきらめ父親の後を継ぎ、警察官になろうとしたことだ。そのとき、面接した警察の幹部から良い条件が提示された。

北海道の大学へ入学しろと、つまり、学費はもちろん、生活費すら与えようと言うのだ。つまり、当時、全共闘華やかなころで、公安の潜入スパイをやれという事だった。彼は大学で学生運動の動向を調査し、ビラを集め、主要なリーダーに近寄って行ったのだ。そして、大菩薩峠の連合赤軍に潜入し、彼等を決起する前に逮捕させる。彼は仲間を裏切り、好意を持っていた女の子に頼まれていたにもかかわらず、結果的に彼女の彼氏を留置場へ送ることになる。

ドラマの筋はともかく、我々のように70年安保を実際経験してきた世代にとって思い当たるところがある。現実に、私の同級生はどう見てもそれだったと以前ブログで書いたことがある。今から思えば、あの闘争は公安の仕組んだ自作自演で、学生を利用し、公安組織を拡充させただけだった。そのおかげで、現在ではどれほどの公安が我々を監視しているのか見当もつかない。欲しいものを得るためならそんなことまでするという事を、我々は知る必要がある。

二十世紀のファウストがもうじき完成する。この本を苦労して公開するのは、皆さんに世界で起きている戦争や紛争が全部!八百長で、ある一部の人たちの経済活動のひとつであることをわかっていただきたいからだ。

どんな事件が起こっても、まず八百長を疑おう。偶然起きる事はほとんどないのだ。これは鉄則であり、この視点を忘れなければ世の中の事はたいがい理解できる。そんな視点から第二次大戦や朝鮮戦争、ベトナム戦争、はてはイラク戦争まで眺めてみるが良い。あなたの歴史観、世界観が大きく変わるに違いない。へたなサスペンス小説よりはるかにエキサイティングだということは請け合いだ。