マヨの備忘録・・・マヨのぼやきから

いろいろあったな・・・真実を知りたい!この一心で始めたブログだったが、知れば知るほど世の中の闇は深くなるばかり・・・。

金融恐慌のどの辺?

2009-02-26 09:54:54 | ぼやき

昨日、ある読者から長いメールをいただき、最後に、「マヨさんは、金融恐慌といわれる不景気が、今どのあたりにいると思われますか?」という質問を受けた。

この方の経済状況をすべてお聞きした。いうまでもなく最悪であり、ご同情申し上げるしかないが、当方とて商売をしている身であり、危機的な状態である事は私も変わりない。

いまの日本の状況はすでに十分恐慌状態で、この三月期の大企業の決算は、まれに見る赤字決算が勢ぞろいするはずだ。その状態で次に来るのは当然、雇用調整であり、それは正社員に及ばざるを得ない。非正規雇用の方はすでに最悪の状態だが、これからは正規雇用者の番がくる。少なくとも日本の恐慌は、今まさに始まったばかりと言える。

麻生政権が公約している経済対策が、その通り実施されるならいざ知らず、野党をはじめ与党の一部まで足を引っ張っている現状では、景気の回復はまったく望むべくもない。

対策はいくらでもあるが、政府が私の思ったようにやるわけがないから言うのはよそう。いつの日か、どうしてこんなに金が流れてくるのだろうと思うまで、国民は節約を心がけるしかないだろう。もちろん、持っている人は国のためにじゃんじゃん使ってください。

最近私は、ネットの解説をほとんど見ないようにしている。見ればそれなりに納得する事はあるが、支配者達の作った長期戦略を十分知った上での解説ならともかく、それを知らない以上、ほとんどはガセだと知るべきだ。アメリカのシティーBKはロスチャイルド系の銀行で、それがつぶれるとか、国営になるとか騒がしい、だが、支配者達の銀行が潰れそうだからと言って、彼等が大損をするという事ではない。彼等はすでに十分に儲けたあとであり、その後始末をアメリカ国民がするのか、世界の銀行家がするのかの違いに過ぎない。どちらにしてもあまり変わらないはずだ。

そのあたりを述べる経済評論家がいない以上、誰の話を聞いても、あまり正しい選択は出来ないであろう。副島氏の説は迫力があり、思わず信じたくなるが、おそらく当たらないだろう。ドルは崩壊しそうで、そう簡単に崩壊しない。いつかはそうなるかもしれないが、現状では逆にドルは強くなる一方ではないか。

もうじき又円は下がっていく。そして日本経済は多少小康状態を取り戻し、なんとなく景気回復したように見えるだろう。しかしそれは日本人がさらに貧乏になり、日本人の富がドル紙幣に化けた結果なのだ。

たぶん、民主党政権が誕生し、日本版ニューディール政策を始めれば、そんな時期が来るだろう。おそらく一年後ではないか。しかし、そのときには膨大な国債を発行せねばならないから、日銀の威張る顔が目に浮かぶようだ。政府紙幣を発行しようよ。

経済のプロでもない私が言えることはこれぐらいで、十分満足をしたい人はたくさん書店に並んでいますから自己満足で読んでください。おそらく正しいものはないでしょう。彼等はわたしのように、「実はよくわからないのです。」と言えないのだから。