さてさて、お昼をさっと食べたら、オットがおネム小僧なので、ホテルへ戻ってまったりしましょう。
まったく、普段から服用しないのに、酔い止めなんて飲むから、返って体調狂うんだよっなんてホテルへの帰り道々説教したりして。
ブラブラ裏道を通ったり、お散歩しているおじいちゃまに手を振ってもらったり、裏道散策も楽しい。
最近は、大通りから1本裏におしゃれなお店ができたりして、10年後の台湾は相当変わることになるんでしょうね。
オットが「ホテル隣のスタバでコーヒーと甘いものでも買って帰ろう」と。
コーヒーはラウンジでもいただけますし、お部屋にも持っていってもいいのですが、やはりスタバのほうがおいしいもんね、と言うことになり。
スタバに入って、ワタクシが注文しようとすると、オットが「あっ・・・」と小さい声をあげるので
「え?ナニ?ナニ?」とこれまた小声で聞くと
「ケーキのショーケースが冷蔵じゃないよ・・・普通の常温のお菓子と一緒だよ」と、オット。
「え?それがどうしたの?」と慌てて返事をすると
「それって・・・溶けないクリーム、つまりバタークリームってことだね」と。
「おお!懐かしいバタークリームのケーキ?!もう、これは迎え撃つしかないんじゃない?」と言うと
「あなたって本当に・・・なんというか・・・常にチャレンジャーだね」と半ばあきれられたけど、気にせず注文!
コーヒーのグランデ1つと、チョコレート系ケーキと、レモンケーキを購入。
どこの店舗でも、スタバの若い店員さんたちは、英語が堪能でとっても親切。
「グランデ1つですか?紙のカップをいくつかお付けしましょうか?」と聞いてくれたのですが
「大丈夫です。ホテルが近いので、すぐに飲みますね」と言うと
「いいんですよ、お付けしますね」と2つほど紙カップを紙袋に入れてくれた。
スタバからホテルまで20秒。
フロントのスタッフの方に「ただいま~」とご挨拶してお部屋へ戻ります。
重厚なドアが並ぶ廊下を歩きながら、ワタクシも眠くなってきた~
お部屋に戻って、コーヒーとケーキを出して、おやつタイム。
コーヒーを一口飲んで「おりょりょりょ!」2人で顔を見合わせる。
「これ、レギュラーコーヒーじゃないね。エスプレッソをお湯で割ってるだけ!
にがい!熱いうちはにがすぎて飲めないね!」と、ワタクシ。
「この間来たときは、コーヒーは普通のレギューラーコーヒーで、アメリカンがエスプレッソのお湯割りだったのに、普通のコーヒーもそうなったのかな。
確かに、台北の人って、フラベチーノやラテばかりで、レギュラーコーヒー注文してる人っていないよね」と、オット。
「やっぱりさ、甘い飲み物が主流の風土だから、レギュラーコーヒーより、牛乳が入ってるとか、マイルドがいいんだろうね、ふむふむ」と、ワタクシ。
でも、2人して、異国の味を楽しみ(?)ます。
そして、いざ、ケーキへ!
レモンケーキは、常温ながら、甘さも酸っぱさもおいしくて、中のプリン状のプルプル感もいい感じ。
ああ、冷えていればもっとおいしいのに!
そして、疑惑?のバターケーキだと思われるチョコレート系ケーキをパクリ。
「キター!キタよー!バタークリームだ!ほうほうほうほう!懐かしいじゃない?」と。
オットも一口食べて「昔、子供のころ食べたバタークリームよりはおいしいけど、今の時代、もうバタークリームって日本じゃないよね」なんて。
「でも、きっと暑い国だし、生クリームはもたないんじゃないのかしら。すぐに溶けちゃうし、生クリーム工場もきっとないんだよ」と。
そんなこんなで盛り上がりながら、まったりゆっくりおやつタイムをして、いつの間にやら、ベッドでうたた寝を始めたオット。
ワタクシもソファでまどろみながら、のんびりします。
続


おまけ

先日、テレビ番組で、一善やの社長さんが台北を訪ね、「このバタークリーム文化をなんとか生クリーム文化にしてあげたい、
台湾の人に生クリームのケーキを日常食にしてあげたい」と熱く語っていました。
気候の問題、慣れ親しんだ味覚の問題、
コストの問題(台湾ではバタークリームは決して安いわけじゃないけど、生クリームは工場がほとんどなく、一流ホテルの注文くらにしか対応できるキャパがないそうです)、
工場設備の問題、など、挙げて「私ならできる!」と宣言してました。
台湾はお食事がとてもおいしい国です。
だから味覚は敏感だと思うのですが、お菓子がどれもこれもイマイチなのです。
台湾を代表するお菓子のパイナップルケーキも、最近人気のお店は、台湾人の方の経営ながら、
日本とニュージーランドから材料を輸入して、日本の製造方法で作っているとか。
台湾のお菓子、今後に期待大!がんばって!