Matthewの映画日記?

Matthewの独断と偏見に満ちたお気楽日記

影の探偵 / 藤田宜永

2008-05-03 08:13:15 | '08 読書
影の探偵 (トクマ・ノベルズ)
藤田 宜永
徳間書店


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『影の探偵』読み終わりました

あらすじは

探偵・唐渡美知子は、ある日とつぜん、何ものかに命を狙われる。
探偵といっても、亡くなった親の後を継ぎ、昔、勤めていたTV局のコネを使い、TV番組の失踪人探しをしているくらいの美知子には、命を狙われる理由など、思いつきもしなかった。
探偵業を、生業としている美知子には、銃撃を受けたからといって「探偵としての沽券に関わる」と、下手なプライドが邪魔をして、警察に届ける気にはなれなった。しかし、銃撃を受けた怖さは感じており、このままにしておくことは出来ず、思いついたのが、以前に扱った事件の時に、自分の命を救ってくれた、同業(といっても、こちらはかなりヤバイ仕事を請け負っている)の『影乃(かげの)』を思い出し、その時に、影乃への連絡先として教えてもらったバー・ピアノラに電話をした。
影乃の連絡先へ、連絡を取っていたものの、なかなかつかまらなかった影乃に、やっと話をすることが、出来るようになった時、美知子は「自分の命が狙われたのは、新聞に載っていた殺人事件の被害者・光成真澄のせいではないか」と、影乃に告げる。
その被害者は、「付き合いはじめた男性の家に行った時に、その男性が拳銃を所持しているのを見てしまったので、素行調査してほしい」と依頼してきたが、怪しかったので断った相手だったのだが、事務所に依頼をしに来た次ぐ日、胸を銃撃され殺されていたのだ。
断った依頼だったが、「犯人はそんなことは知らずに、自分を狙っているのかも」と考えた美知子は、「この件について自分と共に、被害者の周りを調査してほしい」と、影乃に依頼し、調査して行くが、事件は思いも由らない方向へと、二人を導いていく。


文章は読みやすかったし、ストーリーも、面白かったと言えば、面白かったけど、多分、この人の作品は、もう読まないです
この作品、ハードボイルドと解説には書かれていたのですが、「どこがっ?」って思いました。まぁ、いわゆる大人な描写は、そこかしこに書かれていますが、「べつに(エリカ様風)」でしたね。
設定が、影乃にしろ、美知子にしろ、美男美女ってと、思いましたね
ベタベタ過ぎやろ~
脇役の正太郎や紀代美の方が、人物描写としては、良かった気がします。


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ロマンスのR / スー・グラフトン

2008-05-02 10:55:57 | '08 読書







前述(?)の、『ロマンスのR』読み終わりました。

ゲームしてたり、映画観たりと、なかなか読み終わらなかったのですが、今日、やっと読み終えました。タイトルにもあるとおり、今作は、主人公のキンジー、大家のヘンリーの、ロマンス色が強かったのが、読み進まなかった原因です・・・たぶん

この作品、前にも書いたとおり、アルファベットのつくタイトルのシリーズ作品なのですが、今まで、一冊目の『アリバイのA』から始まり、前作『獲物のQ』までは、原作に忠実にタイトルを付けてきたそうですが、今作の『ロマンスのR』については、オリジナルだそうです。
あとがきに書かれていたのですが、作者スー・グラフトンが付けたタイトルは、『R is Ricochet』で、“Romance”ではないです。“Ricochet”を、辞書で引くと「はね飛び《水切りをした石のような》」って載っていたそうです。意訳するにも、うまくタイトルにならなかったんでしょうね。そのままの『はね飛びのR』なんてついていても、内容を読んだ後でさえ、チンプンカンプンですしね。
でも、『ロマンスのR』も、ちょっとベタ過ぎな観も否めませんが・・・



次は、藤田宜永さんの『影の探偵』を読みたいと思います。
いろんな方のブログを拝見して、たまには日本のミステリーも読んでみるかと思い、タイトルにつられ、購入してみました。
初めて、読む作家さんです。吉と出るか凶と出るか・・・


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女たちの真実 / ローラ リップマン

2008-03-23 02:25:05 | '08 読書
女たちの真実 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ローラ リップマン
早川書房


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ローラ・リップマン著の『女たちの真実』を読みました。
この作品も、『最後の銃弾』と一緒に購入した本です(ロマンスのRはどうしたって話)購入しちゃったので、読み終えないとね

あらすじは、

ある冬の日、一人の女性が交通事故を起こし、現場から立ち去ろうとする。本人は「助けを求めようとした」と主張するが、駆けつけた警官に身分証明書の提示を求められ「持っている」と主張するが、結局、持っておらず、仕舞いには「自分は30年前に、この街から行方知れずになったペサニー姉妹の妹だ」と告白する。若い警官は、30年前の事件を知らず、警察に連行する。
そんな30年前の被害者が、「何故、今更名乗り出るのか?」「過去の話には合致するものもある」と信憑性の判断が付かない中、彼女の口から「犯人は警察官だった」との衝撃的な発言がされる。しかし、それ以上の事件の経緯や自分の身元についての説明になると、口を閉ざしてしまうのだ。
「彼女は本当に、ペサニー姉妹の妹なのか」「それともカタリなのか?」真相を突き止めていく中、明らかになる姉妹失踪事件の真実とは・・・。


この作品、本の帯に、ミステリー作品に与えられる賞の12冠作家と大きく書かれていて、背表紙のあらすじも読んで、購入した作品です。
読み進める上で、主人公の女性の態度が(過去の事件を考慮しても)まあ悪くて、読んでいてムカついてくるので(あぁカルシウム不足)(どんだけ短気なんだよ)途中で放り出そうかと思ったのですが、結局、最後まで読んだらスッキリしました。

最後の最後まで、過去の事件の真相・彼女の正体が分からなくて、結構、読み応えはありました。さすが12冠作家といったところでしょうか


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最後の銃弾 / サンドラ・ブラウン

2008-02-24 23:13:32 | '08 読書
最後の銃弾 (集英社文庫 フ 18-18)
サンドラ・ブラウン
集英社


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サンドラ・ブラウンの『最後の銃弾』を読み終わりました。

サンドラ・ブラウン、どちらかというとラブサスペンス(というジャンルがあるかはわかりませんが)の作家さんで、サスペンスよりラブ色が強い(ちょっと官能っぽい)作品を多く書いています。

スー・グラフトンの『ロマンスのR』を買いに本屋に行ったけど、売っていなくて、新刊のコーナーに平積みにされていて、結構な厚さの文庫本だったので、「まっ、いっか」と思って、購入した本です。

あらすじは

殺人課刑事のダンカンが、レアード判事の家で起こった射殺事件を担当したことにより、相棒ディーディーと共に、正当防衛で射殺したと主張する判事の美しい妻の容疑と事件の真相を追っていくうちに、宿敵の犯罪組織のボス・サヴィッチを追い詰め、判事の家で起きた殺人事件の裏にある真実を見つけ出し、そして・・・。

それなりに読み応えもあって、面白かったんだけど、「あんまりラブ要素は要らないかなぁ」と思いました。まぁ、この作者にそれを求めるのは酷か。それなら、相棒のディーディーとダンカンがくっ付いて欲しかったかなぁ。


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今夜は眠れない / 宮部 みゆき

2008-02-12 22:19:05 | '08 読書
今夜は眠れない (角川文庫)
宮部 みゆき
角川書店


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宮部みゆき著の『今夜は眠れない』を読みました。
宮部みゆきさんの作品にハマっている姉が、貸してくれた本です。
2・3ヶ月前に借りて少し読み始めたのですが、ぜんぜん興味が持てなくて放っておいた本です。
『獲物のQ』を読み終えて、新刊を買うまでの間、読む本がなかったので、再度読み始め、読み終えました。

宮部みゆきさんは、もちろん名前も作品もドラマ化・映画化されたりして知っていましたが、手に取ろうと思わなかったんですよね。
自分自身が、あまり日本の作家の本を読まないせいもあるんですが・・・自分は、海外ミステリーが好きなんです。


あらすじは、ある日、平凡な家庭に大金が転がり込み、その大金が元でいろいろな事が起こり、家族崩壊の危機に陥るが、ある事件が起きて、家族の絆を取り戻す話。最後、その事件の真相が明らかにされる・・・


読んでいて、主人公の中学一年の息子の心情(心の声・つぶやき)が書かれているのですが、なんか男だか女だか分からない、つぶやき文が読んでいてシラけた。
多分、この作品は中高生向けに書かれたんだろうなって感じでした。

明日にでも、本を買ってこようと思います。

『今夜は眠れない』の画像を探していたら、同じ文庫なのに装丁も版元も違う画像が出て、自分の読んだ装丁の画像を探すのに苦労しました。
装丁違いなら分かる気もするんですが、同じ作品を複数の版元が売る事もあるのだと、知りました。ずっと、一作品に対し一版元なんだとばかり思っていました。


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