みんなとも一緒に行った
ソウルのあの通称「看板のない店」が
もう跡形もなくなっていた。
かわいいおばあちゃんが
切り盛りしていて
座ると自動的に
洗面器みたいな器で
マッコリが出てきたあの店、ワサドゥン。
またみんなで行きたいね、
おばあちゃん今もお元気かなと
話していて
Googleアースで見てみたら…
なんともうその一帯が更地になっていた。
お歳もお歳だし
あの周辺は再開発が進んでいたから
ひょっとしてと思っていたが
やっぱり…。
もう一度行きたかった。
もう一度会いたかった。
ああいう味のある店が
どんどんなくなっていく。
学生運動の頃よく通っていた
青春の思い出の店。