面白いと聞いていた映画『アルゴ』が
DVDになったので見た。
期待しすぎるとがっかりすることが多いが
これは違った。
1979年にイランで起きたアメリカ大使館人質事件を題材にした
実話に基づく映画。
大使館が占拠され、職員52人が人質になるが、
直前に逃げ出した6人はカナダ大使の家にかくまわれる。
その6人の救出のため
CIAのエキスパートが考えた作戦は前代未聞のもの。
『アルゴ』という架空のSF映画をでっちあげ
6人に、カナダからロケハンにやってきたスタッフを装わせる。
ひとつ間違えば命はない。
作戦の内容からして
いかにもハリウッド的な派手な映画になっちゃうのかと思いきや
そこはベン・アフレック(監督・制作・主演)、
全くそんな描き方はしていない。
ヒット狙いじゃない、しっかりとした作り方。
だけど、緊張に次ぐ緊張。
引き込まれて最後までドキドキ。
面白かった。
映画はとても面白かった。
でも
国家が裏で行っている、
我々が知り得ないことがあるってことを考えると
そら恐ろしくなったりもする。