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おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

読書録

2015年09月20日 09時02分38秒 | 読書

隣の坊主にもいちご狩りさせた。

好天気が続いている。

中岳も今のところ穏やかに推移。

畑に植えたキャベツ、白菜、春菊、ホウレンソウ、ニンニク順調に育っている

隣人の娘さんが横浜から帰って来た。この2歳の息子と友達。

私が病気してから、心配してくれて「おじちゃん、大丈夫かな?」とお隣のバーバに何度も電話してきたという

この子と遊ぶのが癒し

      

さて読書。10日間ほどの間で読んだ時代小説を列記する。

佐伯泰英「忠治狩り」、吉川英治「吉野太夫・雲霧閻魔帳」、池波正太郎「抜き打ち半九郎」、山本周五郎「人情武士道」、高橋由太「忘れ簪」佐藤雅美「お尋者」、池波正太郎「剣客群像」。今朝読み終えたのが佐伯泰英「秋帆狩り」。

佐伯は最近読み始めた作家。全くその名も知らなかった。確かに本屋の時代物の棚にはしっかりその座を占めていたに拘らず、どうも人気作家のシリーズものにはなぜか抵抗があって読まなかった。しかし、1冊手にとって購入し読み始めると流石に人気者だけはある。面白いという評価が高いのだと頷けるものだった。

それから影二郎シリーズを5冊読んだ。「忠治狩り」は無理やり作品にした感があったが、高嶋秋帆を守る密命を受けて鳥居耀蔵の追手から一行を防御しながらの旅。これはどの本も同じシチュエーションだ。シリーズはたしか10何冊か出ていると思う。もうよかろう!

今自分のWAY OB LIFEに合っていて感性にピッタリすると思う作品は山本周五郎と池波正太郎の人情もの。
特に印象に残る作品は「大将首」。落ちぶれ侍を支える妻と親友。これには涙した

佐藤雅美もベテラン中のベテランなのだろうが、「物書同心」が事件を解決していくのだが、なぜ物書同心なのか?職務は「物書き」、すなわち現場で例繰方、昔の事件簿を調べることを専門にするのだが、定廻りでもないのにーここに少し違和感がある。

佐伯の「狩りシリーズ」ものは主人公が夏目影二郎という設定は大目付常盤豊後守秀信の息子。といっても妾腹というところに小説のだいご味がある。
そして剣にかけては鏡新明智流桃井道場の鬼と言われた男。名だたる剣豪。

思い切った設定にした方が読み手にはわかりやすい。

高橋は若いなあといろんな角度から感じた。