
昨日は好天に恵まれてお隣の小2になる娘さんの運動会。実は前日、畑に出ていると庭で一人遊びしていたこの子が珍しく「飲んでのおじちゃん・・・」と話しかけてきた。
「飲んでのおじちゃん」とは私の事。ここに越して初めて開いた近所の飲み会でまだその子5歳に満たない幼子だったが、その場でギターを弾いて歌った「酒と泪と男と女」を聞いてから以後、私のことを「飲んで・・・(飲んで飲まれて飲んでー♪)のおじちゃん」と呼ぶようになったのだ。
その子が明日運動会だから「見に来て」とぼそっと言った。
こんな無垢のこどもから頼まれたら断る訳にいかん

いろいろ危惧することもあるが、ケーキを買ってお昼の弁当の時間を外して出かけた。
この村は1万2千人ほどの小さな村。少子化と高齢化、過疎で寂れた村だ。小学校一クラス20人ほどという。来年から
小中学校のそれぞれ3校が統合する。この日は小中学校合同の運動会で中学校を訪れた。ここも、隣の小学校も消える。
消えるといっても建物はどうするのだろうか?有効利用といっても何に使う?このすぐ近くに村役場があるが10年前3村あった村が合一し今の南阿蘇村になったのだが、庁舎は昔の3つの役場を機能別に今も使っている。
これを統合して新しい庁舎を建築中。だからここも空く。
庁舎は新たに作るから3つの現庁舎はいらなくなる。使われなくなった学校の校舎と庁舎。もったいない!!
日本は政治と行政と産業が手を組んで近代化を進めてきた。今も方向は変わらない。産めよ増やせよ!

こうして便利になった。銭も儲けた。そして人間関係(コミュニティー)も毀し、環境も汚し、壊し住みにくくしてきた。



何だか疲れ切って帰ってきた。
