

箱根で騒動が起きている。噴出する蒸気の量が増え、地震活動が活発化。昨日は震度2の地震が発生したという。
そこは箱根の山。天下の険といわれた難所。
関所が設けられ、大勢の人がここに集まった。今は観光地。
温泉卵=黒たまごが有名らしい。
こちらでも、温泉地で温泉たまごを食べることができるが、確かに普通のゆで卵とは一味二味違う感じがした

大涌谷の蒸気が噴出しているところがどうも危ないようだ。水蒸気が吹き上がるかもしれない。
ここ南阿蘇にも似た例がある。10年ほど前に別荘分譲地、すでに済んでいる人もいたのだが、その家の横から蒸気が噴出した。
今も噴出が続いているのだが、見に行くと(見ることができる噴火口らしい穴が幾つもあって、その噴出孔は移動している)、一帯はまるで地獄を見るが如く、ぼこぼこと火口があって硫黄の匂いと水蒸気、実に不気味な様子。開発された分譲地は人が住めなくなって、硫黄濃度が強い湯と蒸気で水道や電気の設備が腐食し、住める状態ではなくなっている。
りっぱな別荘も今空き家が軒並みになっている。

そして、中岳。ここ数日煙が止まっている。なのに、火口を持つわが南阿蘇村では震度3の地震があったばかり。ただし、同じ村でも私が住んでいるところでは体感ではまったく微動だにしなかった

これは地震計が火口近くに設置してあるから異常な結果になったものと思われる。
地下ではマグマが蠢いているのだ。いつ飛び出そうか?
列島彼方此方で火山活動が活発化しており、大惨事に繋がらなければいいのだがー
火山は人間の社会活動にも大いなる影響を与える。今回も箱根は観光客が「風評被害」で減少しないか地元観光業者は心配している。温泉にお湯が出ないとなるとやはりダメージ大きいだろう。


何もなくて済めばいいのだが、そうもいくまい。噴出する蒸気の量が少ないこと、阿蘇の場合、噴火の規模が小さいことを祈るばかりだ。

