神田 まつや

2010年11月17日 | 蕎麦【県外】
神田の老舗蕎麦屋に、「やぶ」と「まつや」があります。
「やぶ」の方が、江戸蕎麦御三家の藪・砂場・更科とある藪の総本山ですので、よそ者の僕でも名前は以前より知っていました。
一方の「まつや」は池上正太郎が足しげく通った店としても有名だそうですが、
池波正太郎の本は全然読んだことない者には、知ることもない情報でした。

僕の好きな「酒のほそ道」の著者もお気に入りの店ということでした。 
「まつや」の存在を知ったのは今年で、昨年行った「かんだ やぶ」と目鼻の距離でした。

店構えは古風です。




入口、出口が分かれているのが珍しい。
店内に入ると、ほぼ満席の状態。
14時過ぎの時間でこれは凄い!
こちらの店は、藤枝の朝ラーの元祖であるマルナカと一緒で、相席が当たり前の店。

席に着いて、メニューを見ます。



メニューはなかなか種類があります。 ここでも当然「もり」を注文。
それにしても、茶わん蒸しが1,100円って何でこんなに高いのでしょうか?
すごい大きいとか?

間もなく登場。



蕎麦は卵でつないでいると品書きの裏に書いてありました。





蕎麦の味も見掛けも、静岡で食べた「河内庵」に似ていました。
なんというか、町の気取らない蕎麦屋の味でした。 ですので、せいろを食べるよりお勧めのメニューがありそうです。
ツユは甘めの味。 ダシはよく効いていました。

食べ終えると間もなく蕎麦湯登場。





標準的な濃度の蕎麦湯でした。

味としては、「やぶ」の方が好きです。 と言うより「やぶ」の方が美味しいです。
これは、そのように言っても差支えないと思います。
しかし、「まつや」の人気は味の好みもあるかもですが、人を惹きつける魅力があるからだと思います。 それは、一度行っただけでは分からないような店の人の心遣いなどではないかと思います。 惜しむらくは、僕には何度も通える距離ではないことです。

1日目はこれで終わり。
このすぐ近くにあった、「眠庵」にも行きたかったのですが、営業時間に間に合いませんでした。


場所はこちら

■ 東京都千代田区神田須田町1-13
■℡ 03-3251-1556
■営業時間 11:00~20:00
■定休日 日曜日


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4 コメント

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蕎麦前あってまつや (yuka)
2010-11-18 20:18:20
是非、次回は蕎麦前をして下さい。
あの、独特の雰囲気は、ゆっくりお酒を頂いてこそ味わえると思うので…(^^)。

客同士の空気、
花番さんの絶妙な心遣い、

いいですよ、これこそ、庶民の江戸蕎麦ってぇのが、髄まで染みるんでぃってとこで(^^;
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蕎麦前・・・ (麟太郎)
2010-11-18 22:29:04
yukaさん、コメント有難うございます。
僕のブログも見て下さってたんですね。

蕎麦前ですか・・・ 実は僕、下戸でございまして、蕎麦前というものを楽しんだことがないのです。
江戸弁でのお奨め、大変有難かったのですが・・・

実は最近、今まで殆どの店で「せいろ」しか食べてないので、他のメニューも食べに行こうと思っているのですが、酒無しの蕎麦前というものをやるべきか考えていました。
これに慣れた頃、まつやの蕎麦前に挑んでみますね。 その前に、yukaさんが紹介されていたカレー南ばんを食べたいですね。

あと、静岡で気になっている店はありませんか?
静岡支部員として、調査してきます!
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知らずすみませんでした。 (yuka)
2010-11-20 10:03:52
まあ、そうだったんですね、残念…。
大丈夫です、私の友人にもお酒が飲めない人がいますが、お茶で蕎麦前食べています(^^;
(時には、瓶コーラで)

蕎麦前は、まあともかく…
「まつや」のカレー南蛮はぜひ食べて頂きたいです。

静岡で気になるお店はたくさんです!
私もいずれ必ず行こうと思ってはいるのですが、静岡市のいじり、浜松のおおもり、が今気になっています。もしよかったら、偵察、お願い致します♪
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わざわざすみません (麟太郎)
2010-11-20 19:17:38
おお! やはり、酒無しの蕎麦前もありですよね。
玉子焼きや焼き海苔など、実は試したかった物が盛り沢山で(笑)

そして、次回のまつやは、カレー南ばんに決定です。

静岡県内の蕎麦屋の件、バッチリ承りました。
「いじり」は確か掛川市の店のことですかね?
そちらでしたら、土日しかやってなく、予約した方が良い店です。 実は、近い内に行く予定でした。 
浜松の店は知らないですが、浜松には、気になるとんかつ屋もあるので、併せて食べて来ますね。こちらは来年になるかな?
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