6ヶ月前にガンの治療を断った。最初から丸山ワクチンだけでいくことに決めていた。幸いにして、医師が言うように治療を受けなければ死んでいると言われた6ヶ月目には死んでいなくで、まだ生きていた。しかも、元気に働いている。だからといって、満足して、何もしていないわけではない。今はただガンとの平衡状態にあるだけだ。交戦中だ。
図書館や書店に行ってガンについて書かれてある書物を読む。はたして、医師の薦める治療は本当に患者にとっては利益をもたらすものがどうか、満足できることかどうか、将来受け入れることになっても、自分で納得して受けたかった。この点6ヶ月という猶予期間ができたことはありがたかった。今、目を通しているのは、慶応病院放射線科の近藤誠医師が書いた「新・抗がん剤の副作用がわかる本」だ。すばらしい本にまた出会った。
フルオロウラシルという抗がん剤が日本では多用されているという。しかし、この薬は海外においてはまったく使われていない薬だそうだ。 5-FUと表記される。この薬は私に提案された放射線治療と抗がん剤とのコンビネーションのなかに含まれている薬だから興味がわいた。日本では、放射線治療で縮小もしくは、消失したガンに対して、再発予防という理由で内服に出されることが多いとある。しかし、抗がん剤でガンの再発予防などということはあり得ない。ガンが残っているのをたたくのが補助療法であり、ガンが消失したあとも、使い続ける意味はまったくない。実際、世界中で使われているマニュアルには載っていないという。さらに、経口の抗がん剤は副作用が比較的少ないと思われているが、これも間違っているようだ。経口であれば、吸収された抗がん剤はまず、肝臓で代謝を受けたのち血流にのり、標的のガン細胞に作用する。大部分は肝臓で代謝をうけ、ガンには届かない。しかも、吸収されなかった抗がん剤は、胃腸障害を引き起こすことになる。骨髄を抑制し、白血球数を減らし、感染症に対する抵抗力を低下させるという副作用も強く出る。いったん治療を承諾した患者は、途中で拒否する選択肢がないので、必要のない人も飲み続けさせられることになるという。「大腸がんは治療成績がよく、70~80%の患者は手術だけで救命される。それに対して一様に薬を使い、副作用を考慮して毒にも薬にもならない量を投与してきたことは反省している」国立がんセンター外科の北条慶一氏の言葉を引用している。
この本に書かれてある重要と思われる部分をこれからも紹介したい。まだ読み始めた段階だ。がん患者だからこそ、すんなり納得できるような記述がある。著者の近藤誠医師は1948年生まれ。慶応大学医学部卒業、ガンの放射線治療が専門の医師だ。ガン治療の現場にいる医師からのこのレポートは信用できる。
図書館や書店に行ってガンについて書かれてある書物を読む。はたして、医師の薦める治療は本当に患者にとっては利益をもたらすものがどうか、満足できることかどうか、将来受け入れることになっても、自分で納得して受けたかった。この点6ヶ月という猶予期間ができたことはありがたかった。今、目を通しているのは、慶応病院放射線科の近藤誠医師が書いた「新・抗がん剤の副作用がわかる本」だ。すばらしい本にまた出会った。
フルオロウラシルという抗がん剤が日本では多用されているという。しかし、この薬は海外においてはまったく使われていない薬だそうだ。 5-FUと表記される。この薬は私に提案された放射線治療と抗がん剤とのコンビネーションのなかに含まれている薬だから興味がわいた。日本では、放射線治療で縮小もしくは、消失したガンに対して、再発予防という理由で内服に出されることが多いとある。しかし、抗がん剤でガンの再発予防などということはあり得ない。ガンが残っているのをたたくのが補助療法であり、ガンが消失したあとも、使い続ける意味はまったくない。実際、世界中で使われているマニュアルには載っていないという。さらに、経口の抗がん剤は副作用が比較的少ないと思われているが、これも間違っているようだ。経口であれば、吸収された抗がん剤はまず、肝臓で代謝を受けたのち血流にのり、標的のガン細胞に作用する。大部分は肝臓で代謝をうけ、ガンには届かない。しかも、吸収されなかった抗がん剤は、胃腸障害を引き起こすことになる。骨髄を抑制し、白血球数を減らし、感染症に対する抵抗力を低下させるという副作用も強く出る。いったん治療を承諾した患者は、途中で拒否する選択肢がないので、必要のない人も飲み続けさせられることになるという。「大腸がんは治療成績がよく、70~80%の患者は手術だけで救命される。それに対して一様に薬を使い、副作用を考慮して毒にも薬にもならない量を投与してきたことは反省している」国立がんセンター外科の北条慶一氏の言葉を引用している。
この本に書かれてある重要と思われる部分をこれからも紹介したい。まだ読み始めた段階だ。がん患者だからこそ、すんなり納得できるような記述がある。著者の近藤誠医師は1948年生まれ。慶応大学医学部卒業、ガンの放射線治療が専門の医師だ。ガン治療の現場にいる医師からのこのレポートは信用できる。