告知の日からのガン日記(上咽頭がんー丸山ワクチン日記)

08年7月の告知。5年生存率60%の標準治療を断わる。丸山ワクチンを決断。団塊世代、男性。試行錯誤の過程をリアルタイムで

せっせせっせと図書館へ

2009年03月30日 | Weblog
図書館の数と貸し出し点数は増え続けているという。私もガンになったときから2つの図書館に通い続けている。それぞれの図書館でガン関連の書籍に同じものは少ない。


鳥取県立図書館には「闘病記文庫」というコーナーがあるそうだ。253種類の病気に関する闘病記が計1102冊もそろっているようだ。病と闘う人に役立ててもらおう、という狙いからだ。貸し出し実績は年間1000冊以上で、「うつ病」「統合失調症」「ガン」の利用が多い。


入手しにくい自費出版も多いという。闘病記文庫は東京都立中央図書館などにもある。




自費出版して・・みるか・・・と、

費用はいくらぐらいだろう?

でも闘病記にはならないなぁ~


近況

2009年03月29日 | Weblog
私の場合、上咽頭ガンは鼻の奥の脳の真下にあたるところにある。左よりの耳管に近いところにあるので、大きくなると耳管を圧迫して中耳炎になる。耳も聞き取りにくくなるといわれている。今のところそのような症状は感じられない。鼻のとおりもグッド。


眼がよくない。20年来の緑内障を患っている。最近も眼圧が高くなるときがある。30近い眼圧になる。ぐっと落ち込む。パソコンの前に居過ぎなのかもしれない。更新は減らそうと思う。


散髪に出かけてきた。鏡に映っている頭の毛は、こころもち以前より黒くなったような気がする。丸山ワクチン? それとも、毎日、ワカメや昆布、モズクにめかぶ、海草を食べているからだろうか? 唯一、うれしい出来事だ。

ジャパン・ウェルネスはガン患者の会

2009年03月28日 | Weblog
私はジャパン・ウェルネスというガン患者の会に入っている。この会を立ち上げたのは、自らもがん患者である外科医の竹中良文医師だ。今月号の文芸春秋に先生の記事があったことは先日、紹介した。

「免疫信仰は危ない!」という本の中にも、竹中医師へのインタビュー記事が載っている。残念ながら、先生は丸山ワクチンには否定的なようだ。丸山ワクチンに関して述べられた部分だけを転記してみる。


医師からみると、有効性は疑問なんですが、患者さんがやめずに使い続けるという例もあります。私が十数年前に診ていた患者さんで、どうしても丸山ワクチンを打ってくれと泣きながら頼む人がいました。それで、取り寄せて打ってあげたんですが、それが丸山ワクチンのおかげだと思ってやめられなくなってしまいました。私は有効性はないと思っていますので、「やめたらどうですか、痛いでしょう」と言うんだけれど、やめたら悪くなるという恐怖で10年も15年も続けています。たまたま再発しないだけなのに、そのおかげだと思い込んでしまう。代替医療はみな、少なからずそういう傾向があります。


よく読んでみると、これは否定している文面なのだろうか?という気がしてくる。さすがに長い人生を経た人の言葉からは深い意味が感じられるところだ。インタビューの最後にはこう〆られてある。

治療選択や治療拒否など、自分らしい生き方を貫くために自分のことは自分で考えて決めるという患者力が必要になってきます。そういう基盤に立てば、代替医療の価値や意義というものは、おのずからわかってくると思います。


ますます意味が分からなくなってきた。

ジャパン・ウェルネスのサイトは → こちら です。

清水國明さんのブログを読んで

2009年03月27日 | Weblog
十二指腸に線種というポリープが見つかり、入院して内視鏡で切除したので安心していたのですが、その摘出した線種という腫瘍を調べた結果、癌が見つかりました。

今度は開腹して十二指腸を摘出する、大手術になります。

なるほど、人生の後半はこんな風に展開してゆくのかと今、静かに思っています。

(3月26日分のブログより)



十二指腸というのは胆汁や膵液の分泌する重要な器官だ。今度は十二指腸を摘出する大手術を予定しているという。ご同病の方が増えるというのはうれしいことです。いやいや、これはまちがい。どう申し上げればいいのか言葉に窮するところです。


→ 清水國明の楽園ブログ


を参照されたし。

近藤誠著「がん治療総決算」

2009年03月26日 | Weblog
ほおっておくと、ガンはまたたく間に大きくなり、死に至る。早いうちに取り除かないと、転移していく。抗がん剤は寿命を延ばす作用がある。がんで死ぬのは苦しい。これら、一般的に信じられている見方はほぼ間違っているとあるのが近藤誠著「がん治療総決算」という本だ。


ガンは自然に縮小、消滅するケースもある。ガンをほおっておくとどう変化していくかというデータは少ないが、直径6~12ミリの甲状腺ガン患者10人を、3年半~6年間経過観察したデータがある。

増大   2人
不変   なし
縮小   7人
検出困難 1人

ガンと診断されている病変には、人を死に至らしめるものと、放置しても大過ない「がんもどき」の2種類に分類されると考えると理解しやすいという。


近藤誠医師は、ほかにも初期の胃がん、ゼロ期の子宮頚ガンなどで、病変が消失した患者を経験している。ほとんどの医師はガンが自然に縮小、消失する例があることを知っているという。私の耳鼻科の担当医も私のことをそう思っているかもしれない。代替療法を使用した患者がガンから生還したときには、それは代替療法のせいでなく、自然に消えたものに含めることで納得する。しかし、ガンの成長速度に関する研究データは医師だけが読むことのできる雑誌で紹介されているようだ。なぜ、それが一般に公開されないか、ガンに対する恐怖や不安があることで、ガン治療が成り立っているからだと書かれてある。そうでなければ、だれもつらい抗がん剤治療を受けようとは思わないはずだ。

ガンは苦しい死と考えることも間違っているとある。初発ガンで死ぬ場合には、苦痛を感じないケースが多いという。脳腫瘍でも、それまで元気に働いていた人が急死して、解剖したら脳腫瘍だったというケースがある。食道がんや胃がんでガリガリに痩せても。肉体的には苦痛があるようには見えない。乳がんでは、初発病巣を原因としては99%死なない。転移した先のガンで死ぬことになる。



ガンが自ら消失するという幸運がわが身に起きたとは、これまでの人生を振り返ってみても到底信じられない。告知から8ヶ月半、こうして生きて働けておられるのは、丸山ワクチンのお陰だとするのが妥当だと思う。最近は免疫力が高くなっているとも感じている。免疫をつかさどる鼻の奥の部分にガンをもっているが、風邪をひいても、以前のようにひどい症状にならなくなってきた。


ガン患者のご家族の方からコメントを頂きました

2009年03月25日 | Weblog
先月母が救急搬送にて入院、直腸穿孔と、癌がみつかりました。風邪、と同じノリで癌だとあっさり言う医者に驚き、母には知らさないでほしいと、頼みましたが、翌日から若い外科の主治医との戦いが始まりました。母からは、告知はしないでほしい、きつい治療も受けたくないと言われていたので、ひたすら告知しないでほしいとお願いしましたが、なかなか聞き入れてもらえませんでした。オペをして、抗がん剤を使うつもりのようでした。

もちろん、告知した上でですが…母の性格から、癌だと知らされた時点でダメになると思い、えらいさんにまでかけあって、告知をやめてもらいました。こんなに患者側の意志が無視されるとは…思ってもいませんでした。
それから色々な人に話を聞き、最後には老人医療に長く携わる医師に相談し、癌については治療をしないことに決めました。老人の癌は、進行が遅いため、むしろ治療をしない方が、苦痛も少なく長生きできるケースもあるようです、高濃度ビタミン療法や、ホウ素中性子補足療法など、画期的な治療法もありますが…実際広く適用されるには、時間がかかりますね。



考えさせられました。ガン患者に告知せずというのも、思いやりの心からきている。ガンと知らずに死ぬのも悪くはない。しかし、間際になって、ガンであることを告白しなければならなくなった時に、はたして患者は告知しなかったことを喜んでくれるのでしょうか。

私はガンであることが分った時点で、身の回りのものを整理した。写真とか手紙とか本とか、遺言書みたいのも用意した。なにしろ、医師の薦める放射線と抗がん剤のセットでの治療を断ったからだ。告知されたのが7月で真夏に入る前だったので、冬服もほとんど捨ててしまった。これは後で後悔することになったが、知らされたお陰で、いろいろ準備を整えることが出来て、毎日が新鮮な気持ちで迎えられている。

子宮頚ガンと早期胃がんとウィルス感染

2009年03月23日 | Weblog
ガンの放射線治療の医師である近藤誠医師の著作のなかで、もっとも惹かれた本は2004年9月に発刊の「がん治療総決算」だ。

「ガン」とされてきたのに、多くが がんもどき であることが実証された病変があります。胃に生じる「MALTリンバ腫」という悪性リンパ腫(白血球のがん)の一種です。それらは病理医が「MALTリンバ腫」と診断し、手術、放射線、抗がん剤などで治療されてきました。しかし近年、これらの多くがピロリ菌のために生じていることが判明したのです。ピロリ菌というのは、胃に住み着く細菌で、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因になります。そこで抗生物質を投与して除菌すると、胃潰瘍や十二指腸潰瘍が治ることが少なくなく、ピロリ菌が復活するとまた潰瘍が出来るので、原因であることがはっきりしています。

ところが「MALTリンバ腫」の場合にも、抗生物質でピロリ菌の除菌を試みると、75%が縮小したり治癒したのです。除菌してリンパ腫が消えても、ピロリ菌が再び住み着くとリンパ腫が再発することもあります。したがって潰瘍と同じように、ピロリ菌がリンパ腫の原因と考えられます。

そして、細菌が原因となって発症し、除菌をすると治るなら、その病変はつまるところ炎症性病変であり、良性疾患です。「リンパ腫」とか「ガン」とはいえないのです。

子宮頚ガンにも、同じ問題があります。子宮頚ガンは、初期のものも進行したものも、ほとんどのケースでヒト・パピローマ・ウィルスの感染が認められます。このウィルスが感染している人の全部が子宮頸ガンになるというのではありません。感染している人たちのごく一部に子宮頚ガンがられるのです。そしてウィルス感染が原因の一部をなしていると考えられています。

特定のウィルスがほぼ全部に存在するならば、「ガン」ではなく、感染症と考えたらどうなのでしょうか。ことに0期の子宮頚ガンはそれ以上進行しないものが圧倒的多数で、消失してしまうものも少なくない。ウィルス感染した人の子宮頚部の細胞が「ガン」に似た形態を示す、と考えて矛盾はありません。



つまり、病理組織所見がガンとみなされるなかには、単にウィルス感染による炎症性の病変も含まれているのではないかということです。病理所見で悪性のガンと判定が下されたことにより、医師はただちに取り返しのつかないリスクのあるガン治療にとりかかる。これが子宮頚ガンの場合であれば子宮摘出手術ということに繋がることも多い。ところで、私が患う上咽頭ガンもエプスタインバー・ウィルスによって引き起こされることが分っている。私のガンがまったく進行してこないのは、病理組織所見の見誤りかもしれないという気がしてくる。またまた、丸山ワクチンに否定的な意見ではあるが、丸山ワクチンを止める気持ちはまったくない。

星野式ゲリソン療法

2009年03月22日 | Weblog
昨日も痰の塊に血が混じったものが鼻をかんだ時に出てきた。もうすぐ9ヶ月目の診察を受けにいく時期を迎えている。体調が悪くなくともガンは大きくなっているかもしれないと心配になる時もある。

大阪府立成人病センターにある、上咽頭ガンの治療後の後遺症・合併症のところには次のように書かれてある。

上咽頭癌は高線量の放射線を照射される関係上、治癒されても様々な治療後の合併症・後遺症を生じます。まず解剖学的な特性から慢性中耳炎が頻発します。また、唾液腺障害からの唾液低下は避けられず、う歯になりやすいです。これに開口障害も加わると、それに伴う嚥下や構音の問題が生じます。さらに脳幹部への過照射を避けられないことも多く、それによる視覚・動眼障害、顔面神経麻痺、嚥下障害などの脳神経障害も起こり得ます。頚部皮膚の硬直・拘縮もあります。当センターでは、これらをできる限り防ぐため先に述べた定位照射や化学療法の併用により線量の集中化・低減を試みると伴に、一番重要なこととして長期間追跡診察をすることを心がけています。


最近、この部位のガンに対しては放射線治療が有効だと感じてきたが、やっぱりリスクを考えると受ける気はしない。

最近読んだのは、自らの末期がん(5年生存率0% -大腸ガンの手術後、肝臓にガンが転移した。)を克服したという精神科医の星野仁彦医師の本だ。「抗がん剤拒否のススメ」過激な題名だ。星野式ゲリソン療法という食事療法で知られている。肉や魚などのたんぱく質、塩をまったく使わなくともおいしい食事のレシピが紹介されている。そのほかに星野医師は飲尿療法も試してみたとある。


そうだ、まだまだ最後には 飲尿療法がある。


尿のなかには、血栓を溶かす作用を持つ糖タンパク「ウロキナーゼ」が含まれている。さらに、エリスロポエチンは赤血球を作る因子、性腺機能を調節するゴナドトロピン、血圧を下げるカリクレイン、傷や潰瘍を治すアラントイン、トリプシンインヒビター、アンチネオプラストン、H―11、ベータ・インドール酢酸などが含まれている。なかでもアンチネオプラストンは尿中から発見されたペプチドで実際のガンに使われているという。久留米大学では「アンチネオプラストンA―10」がネズミのがん細胞を抑制し、壊死させることを実証している。犬がおしっこをなめるのには理由があるのかもしれない。特に、ゲリソン療法を実践しているとおしっこの味もマイルドになりグット飲みやすくなるようだ。

ガンなんかで死ねるか

2009年03月21日 | Weblog
のりのナガイの社長である永井忠男氏が書いた本の題名が「ガンなんかで死ねるか」というものだ。余命1年半からのガン克服の記録である。昭和55年1月18日 東京労災病院で医師から胃ガンを告げられ手術を受けた。手術を受けた時は胃潰瘍と本人には告げられた。胃と脾臓の全摘出、すい臓の3分の1を切除した。切除した周囲のリンパ節も50ヶ所を超えた大手術。そして、手術後早ければ4ヶ月の命、長くて1年半と宣告されたという。

本人がガンと知らされたのは手術後半年たった7月のことだ。ガンと闘うためにまず社長という仕事をやめた。 ガンと闘うことを仕事にすることに した。まず最初に、病院からもらっていた制がん剤を捨てた。そしてガンに効くというものをなんでも試した。

蓮見ワクチンは胃潰瘍を患っていた昭和47年から50年にかけて3年間5日ごとに打ちに通っていた。ガンが分った時に再び始めた。現在も続けているという。丸山ワクチンも始めた。こちらは1年間続けて打つのを止めたとある。

一ヶ月のうち、一週間から10日ぐらいは山梨県にある増富ラジウム温泉に湯治に出かける。食事療法はマクロバイオテック。食事は自然に近い形で取るスタイルのことで、米麦を精米することなく、野菜類は皮をつけたまま食べる。

シイタケから抽出した椎菌という健康食品。大豆から作った寿元という健康食品の服用を続けたようだ。

生還された方のレポートからは説得力を感じてくる。ガンだと分って目の前が暗くなったという表現はよく聞くところだが、いかにしてそれから脱却し、生きるための行動をどう起こすかが大事なことだ。人に頼るのではなく、自分に頼らなければならない。