告知の日からのガン日記(上咽頭がんー丸山ワクチン日記)

08年7月の告知。5年生存率60%の標準治療を断わる。丸山ワクチンを決断。団塊世代、男性。試行錯誤の過程をリアルタイムで

乳ガンと戦う女医

2009年01月22日 | Weblog
乳がんからはじまって体のあちこちに転移したガンを抗がん剤で治療を受けながら、耳鼻科医として今も働いているという小倉恒子医師のブログは以前に紹介したことがある。そのブログをさかのぼって拝見したところ、丸山ワクチンをはじめとする免疫療法について書かれたところがあるので転記させていただく。末尾には、丸山ワクチンはお勧めの治療法だとある。丸山ワクチンはまったく副作用がないので、ずっと続けることが出来る。ピシバ二―ルについては一定の効果が認められた症例がある。しかし、記述によるとピシバ二―ルの場合でも、ガンに対する保険適応では、化学療法と併用しなければならなかったようだ。これでは効果も半減するだろうと思う。


私が医師になった頃,約30年前には、耳鼻科で、ちょっとブームになったのが、頭頚部腫瘍(下咽頭癌,上咽頭癌、進行した喉頭癌など)に、ピシバニールの皮下注をすることだった。化学療法との併用で、保険適応があった。私の、受持ちの患者さんにも、使用したが、発熱と注射部位の痛み、と腫れがひどく、時に皮膚が崩れて、ある患者さんには、抗がん剤の方がまだまし、といわれてしまった。ピシバニールは,抗悪性腫瘍溶連菌製剤で、その後新聞に、ショックで死亡例などと,発表されたこともあるが、いまでも使われている。

私が,手術をうけた頃、乳がんは、免疫能はさがらないとされていた。しかし,私は、抗がん剤で、ひどく骨髄抑制がきたらしく、クレスチンという免疫を高める内服薬を処方してもらっていた。これは高かった。後に効果が怪しいということで,影をひそめてしまった。

私は、予後不良といわれていたので、それなら、なるべく無病期間(再発までの時間)を最大限遠くしたいと、ピシバニールにかけることにした。薄いものから打っていって、最高に濃いものを、週2回,10年間打ち続けた。発熱や、局所の腫れが、ひどかったこともあったが、相当予後が悪い癌で、再発は免れないとしたら、再発を遅らせてくれたのは、ピシバニールのお蔭かな?ともおもっているが、確証はない。

そして、再発後、放射線治療、抗がん剤治療が終わった時点で、考えたのが,免疫細胞療法(活性化自己リンパ球療法)だった。私は、この治療を3クールしたが、結局,白血球は、3000代以上上がらなかった。腫瘍マーカーも下がらなかった。さい再発もむかえてしまった。後学のために、料金は、1クール(6回)で138万円、1回の処置が5万円、だからトータル168万円、3クールだから、504万円だ。

リーズナブルな免疫強化剤を、お勧めしたい。今、私が、試しているのは、かの,丸山博士がてがけた、丸山ワクチンです。昨年、11月から、タキソテール・ウィークリーを始めた時、下痢がひどかった。その1ヶ月後から始めたが、問診の先生が、抗がん剤のように直接癌に働くことはないけれど、副作用の緩和、骨髄抑制も少なくなると、おっしゃった。そのとおり、その後おなかの調子もよくなり、白血球も下がることなく、また貧血が改善されもした。お蔭で、打ち続けることができたのだ。丸山ワクチンは,結核菌熱水抽出物で、丸山先生は、結核患者に癌が少ないということに、着目し研究をすすめて,作ったのだ。確かに、免疫が下がる悪性リンパ腫の患者さんに、ツベルクリン反応をすると、でないのだ。なぜか、私は、いまきにいっている。値段は1ヶ月、9000円くらいです。しかしあくまでも,補助的なおくすりと考えてください。