告知の日からのガン日記(上咽頭がんー丸山ワクチン日記)

08年7月の告知。5年生存率60%の標準治療を断わる。丸山ワクチンを決断。団塊世代、男性。試行錯誤の過程をリアルタイムで

パパは死に方もうまかった

2009年01月25日 | Weblog
この言葉は、「医者が癌にかかったとき」という本のなかに紹介されているフレーズ。死んだ後はぜひこう言われてみたい。 パパは死に方だけはうまかった、はいまいち。下手な死に方だった、というのだけは避けたいものだ。

著者の竹中文良医師は、昭和6年和歌山県に生まれ、日本医科大学を卒業した外科医だ。大腸がんに侵された。その後、ガン患者のサポートをおこなうNPO法人、 「ジャパン・ウェルネス」を立ち上げた。私もガンが判明してすぐに加入したことは以前のブログに記したところです。その本の中の文面から紹介する。

甲状腺に小さな癌を見つけた場合、発見から2~3週間じっと診ていると予後の見当がつく。その間に急速に大きくなった腫瘍は、どんなに大きく切除しても、何をやっても予後は非常に悪い。一方、同じ甲状腺癌でも2~3週間の間に大きくならない癌は、きちんと切除すれば完全に治る。どうやら、われわれ外科医が治したと思っているのは、治る癌を治しているのであって、治らない癌はどうやってもダメかもしれない。

医師は患者から何かをまなび成長する。名医を育てる患者でありたいとも思う。