告知の日からのガン日記(上咽頭がんー丸山ワクチン日記)

08年7月の告知。5年生存率60%の標準治療を断わる。丸山ワクチンを決断。団塊世代、男性。試行錯誤の過程をリアルタイムで

サイバーナイフとサリドマイドについて

2009年11月29日 | Weblog
サイバーナイフでガン治療をおこなっている病院も近くにある。 こちらも選択枝に考えていて、先日耳が詰まった時に紹介状を書いておいてもらった。その後、耳のつまりはよくなったのでサイバーナイフでの治療は受けるつもりはない。 どのようなガンに対して有効か、予後の状態や生存率、QOLなどを教えてもらいたい。 絶対、薦められても治療は断るつもりだった。


サイバーナイフは脳神経外科にある。2人の医師から丁寧かつ十分な説明を受けた。私の場合、現状ではサイバーナイフの適応外と言われる。つまり・・・断わられた。


サイバーナイフは標準治療をやり終えた後の再発もしくは転移病巣に使うものであるとの説明だった。この病院では、標準治療の代わりに使ったことが無いので、その後の治療成績や予後についても解らない。すでに周辺リンパ節など周囲にガン細胞がとびちっていると考えられるので、再発する可能性は高い。ガンの治療においては、標準治療の60%の治癒の可能性というのは高いほうだ。 他での治療法がないと診断されたときには、治療できるが現状では標準治療のほうが根治の確率が高いという。最新医療機器に過度の期待感があったようだ。 この先、標準治療で治癒見込みが低い状態と宣告を受けたときに、また来てください。そんな話だった。


先日来よりサリドマイドに興味があり、薬価について調べてみた。先ほど保険適応になった際の薬価が1カプセル100mg =6,570円だった。自己負担は1カプセル1,971円、1ケ月分59,130円になる。 この薬が承認されていなくて患者が個人輸入していた時の価格は100mg 600~1600円だったようだ。多発性骨髄腫の患者さんたちは怒っている。この差額は、使い方に配慮が必要なサリドマイドの安全管理システム構築に使われるようだ。つまり医師団体にフィードバックされるのだろうか。保険財政の赤字が膨らむのも当然のこと。そして、エビデンスのない他のガン患者がためしに使ってみようと思えば(つまり私のような人間だ)薬価だけで1ヶ月20万円ほどの費用になる。


ガン患者が自ら治療法を選択することは間違っている。医師が知識と経験を持っており、それに従うのが最善である。そういうシステムが構築されているような気持ちが生まれた。したがって、丸山ワクチンが認可されたとしても、その薬価は現状のままということにならないだろう。今のガン治療システムに組み込まれるだけ。全てのガンが健保対象になるかどうかも危惧される。現状のまま、患者が自らの意思で選択できる状態が最善なのか・・・

丸山ワクチンに関する新聞報道

2009年11月27日 | Weblog
丸山ワクチンに関する新聞報道

昨年2月、食べ物がのどを通らなくなった。病気とは無縁の生活を送っていたが、がんと覚悟した。医者の診断を待つまでもなく、その日から、知人に分けるため自宅に保管していた丸山ワクチンを使い始めた。食道がんだった。  「あらゆる患者がそうであるように、なって初めてわかりました。自分が使うなんて、まさかですよ」。丸山茂雄さん(68)。丸山ワクチンを開発した丸山千里(ちさと)・元日本医大学長の長男である。

結核菌から製造した丸山ワクチンは、厚生労働省に抗がん剤と承認されないまま、有償治験として使用されている。一時、がんの特効薬として騒がれたが、いまだに中ぶらりんの状態のままだ。  医者を志したが、数学が苦手で、文系に進んだ。CBソニーに入社、佐野元春さんや小室哲哉さんを育てた。ソニー・コンピュータエンタテインメント会長として、プレイステーションの生みの親でもある。

「まったく違う道に進んだから、おやじと自分とは無関係と思っていました。これまで意識したこともなかった」  知人にも使用を勧めたことはなかった。だが、いまは違う。抗がん剤と丸山ワクチンで半年後には食道と2カ所の転移も消滅した。「何が効果があったかは分かりません。再発するかもしれません。でも、何もせずにはおれないほど、患者は不安なんです」。2日に1本で400円。栄養ドリンクほどの値段で心が安まるならいいのではないか。そう思えるようになった。

破天荒に生きてきたつもりだった。でも、最後に父親に救われた気がしている。丸山ワクチンの問題点や効果などを勉強し始めた。患者の会に参加し、講演も行った。 「おやじに感謝しろよとよくいわれますが、少しでも恩返ししないとね」。長男としてよりも、一人の患者として。(11月24日の産経新聞より)



中耳炎の不快な症状がなくなった。とりあえず体調的には元に戻っている。不安や痛みがある状態では正しい判断を出来なくなるということを感じる。緩和ケアにも出かけたくなった。心が病んでいる。「何もせずにはおれないほど、患者は不安なんです」これがガン患者の気持ちを代弁している。抗がん剤と丸山ワクチンを使って、食道ガンと2ヶ所の転移が消えたとある。抗がん剤でがんが消えたか、丸山ワクチンの効果かと考えてしまった。最後は決断にたよるしかないとも感じる。ガン治療においてはエビデンスで100%治癒というのは無いからだ。


雲収まって山岳青し

2009年11月25日 | Weblog
おとといの昼のこと。中耳炎の自覚症状がなくなっていたことに気がついた。左耳の圧迫感が消え、自分の声がこもるということがなくなっていた。耳鳴りも小さくなった。それで昨日は女医さんの耳鼻科へ診察を受けに出かけてきた。充血していた鼓膜が正常に近くなっていると告げられた。気分は良く、鼻の通りも問題がない。中耳炎になってから2週間が経つ。薬を飲んで1週間目の時点では、全く良化は見られなかった。


「だから化膿性の中耳炎だといったでしょう」と、「内視鏡でみるかぎり、ガンの大きさは今日も変わっていないようにみえます」 1年4ヶ月前から、今までそれほど大きくなっていないのは、丸山ワクチンの効果かどうかはわかりませんが、普通だったら今頃は手のつけられない状況になっていたところでしょう。もっと自分の決断に自信を持ってもいいのではないか、そんなような意味の言葉を伝えてくれた。かつて、「治療を受けるつもりがないのであれば、毎月のように診察を受ける意味がないでしょう?」 と叱責の言葉を投げつけられたことのある女医さんだ。いまだに女性は理解しがたい。しかし、MRIとPETではガンが進行している様子が明らかだ。江戸時代に生きていたであれば、悩まずに済んでいたであろうが、予定通り、ガンマナイフのある病院でセカンドオピニオンを受けることにした。


人生は七転び八起きといわれているが、それであれば、最後は起き上がることになる。それは、願望であっても事実ではない。ほとんどの人にとっては七転八倒が正しいという。だれにとっても人生は苦しみの連続であり、人はそのなかで生きていかなくてはならない。それをどう受け止めるかで人は悟りを得て楽しみを得ることになる。そして、雲がなくなってこそ山の青さがわかってくる。


じれったい気持ちが、今日は祝日

2009年11月23日 | Weblog
ガンマナイフともうひとつの治療法についても先週末にコンタクトをとった。やるとなったら早いほうが良い。いろいろな治療法を紹介してきたが、それぞれにリスクはある。もっと前にあちこちの病院めぐりをしておくべきだったかもしれない。しかし、ガンについてよく知っておかなければ、自分で決めたように感じていても、実は医師のススメに応じていただけということも起きうる。免疫治療では、ガンは大きくなったり、小さくなったりすることで延命効果が現れるのだ(安保教授)。今でも、丸山ワクチンを継続したいという気持ちがあるのは度胸試しという気持ちからだけではない。


上咽頭ガンの患者で東田寿和さんという方がおられた。その方が書いた「西に向かう」という本を何回も読み直している。最初に上咽頭ガンがわかったときには、眼の神経も圧迫されていて、選択する余裕もなく標準治療を受け、一旦は治癒した。2年後に米粒大の再発が確認された。東田さんは、それから先の一切の治療を拒否した。残された時間を有意義に過ごす道を選択した。「戦う親父の応援団」というバンドを組んで共に歌った。これは24時間テレビでも紹介されたことがあるようだ。ブログも読むと、最後のほうでは抗がん剤での治療を行っていたようだが、再発から5年ほどは活動されていた。 2年ほどの時点では、まったく異常が感じられない状態だったのに、私の場合はちょっと早いような気がする。


交通事故で突然亡くなる。これはだれにでも起こりうること。東田さんの選択は間違ってはいない。でも東田さんが病魔に犯されていく部分の自身のブログは削除されている。削除した気持ちが伝わってくる。私の場合は全く逆だ。いよいよとなって、ガンと闘う道を選ぶことになった。効果がない丸山ワクチンにすがっていると見られているのだろうか。馬鹿なやつだ。読む人にそう思われそうな気持ちがする。死んだ後はどうでもよさそうなことでもあるのにかかわらず。


明日もきっと日は昇るはず

2009年11月21日 | Weblog
最終列車が止まっている。それに乗り込むかの決断の時がきたようだ。 他にも手段はある。自転車を使うか、歩いていくか、そして歩くのを止めるか。PET診断では、白さが増しているようだ。隣接のリンパ節にも影がある。遅まきながら、ガンマナイフ施設がある病院でのセカンドオピニオンを希望することにした。


その日の夜中に眼が覚めた。そして寝付けない。初めてのことだ。これから先の闇を想っていたからだ。緩和ケアへも出かけてきたい。末期状態の患者さんを知る精神科医の話を聞くと、将来に対する心構えが出来る。 これから先にお世話になることになる。顔見知りになっておきたいという気持ちもある。


ガン治療といえば、必ず早期発見早期手術ということが常識ですが、ガンに気づいたときにはもう遅いのが現状です。(中略) 年寄りの方には丸山ワクチン単独を第一としますが、増殖の速いガンには制がん剤をやってもよいし、放射線も良いし、取れるものは早く手術で取ることが先決です。丸山ワクチンはこれらの治療をする、しないにかかわらずはじめからずっと続けることが必要です。丸山ワクチンには副作用が全然ないし、ガンの予防にきわめて重要なものです。これは川崎医科大学の病理学者 木本哲夫さんのことばだ。ちなみに川崎医大は神奈川県にあるのではなく岡山県の倉敷にある大学だ。


以前は出血や汚い痰がひんぱんに見られたが、それが最近は少なくなり、黄色が薄くなった痰に変化してきているのは不思議。そのほかの臓器への転移はない。ニンジンジュースも再開した。


2回目のペット検診

2009年11月19日 | Weblog
検査を受ける前の5時間は絶食しなければならない。検査は約30分。その一時間前に注射を打たれる。アイソトープでラベルされたブドウ糖の注射液だ。その後、小さく仕切られたスペースへ案内され、オットマン付きの背もたれイスでじっと検査のときを待つ。あまり身体を動かすと、動かした筋肉にブドウ糖が取り込まれることになるので、検査に差し支えがあるようだ。
 

ガンの検査を受ける前の一時間の間、じっとしていると色々なことが頭に浮ぶ。1年半まえにもペット検査を受けた。そのときには、どんなことを考えていたのかまったく覚えていない。


人生で遣り残したことがあるのだろうか。あっても、いつまで経ってもやり終えることはないだろうとも思う。今まででも十分時間はあったはずだからだ。人は必ず死を迎える。自分で死ぬ時を決められるのであれば、一体自分は何歳で死にたいのだろうかなどと考えたりする。70歳か80歳か、100歳か。安楽死を希望したい。


この場に及んでも丸山ワクチンを選択したのは間違いではないと思う。標準治療を受けた時の5年生存率が60%と言われた。丸山ワクチンで約1年半になる。5年死亡率は100%という気持ちも生まれてきた。左耳が詰まっている感覚以外に異常はない。普通に働いている。聴力も維持されている。PET検診の自己負担額28530円。 今日、結果を聞きに出かける。

サリドマイドについての覚書き

2009年11月17日 | Weblog
サリドマイドが「多発性骨髄腫」という慢性の経過をたどるガンに効くという。多発性骨髄腫というのは形質細胞という白血球がガン化したものだ。この病気が進行すると骨が溶けてくる。病状が進行してくると患者は寝たきり状態になる。サリドマイドで治療すると、血中の異常な抗体が姿を消し、腫瘍は消失する。多発性骨髄腫に対する抗がん剤として日本では承認されていない(2004年現在の記述)。個人輸入という形では使われているようだ。今後、多発性骨髄腫の患者に対しては、医師は使用しなかった責任を問われるかもしれないというほど利いている。現状、その他のがん患者に対しては「使用しなかった責任」は問われることはない。なぜ承認されていないのかというと、なぜ効くかが解明されていないからのようだ。


このような薬に対して、医師からの研究が進むことはない。サリドマイドはかつて薬害を起こした。そもそも、薬の副作用に関しての毒性試験が細かく決められたのは、サリドマイドによる薬害が社会的に問題になったことに起因している。不思議なことに、ガンの治療薬、抗がん剤に対しては、副作用に対して寛大なようだ。催奇性が強くても、発ガン作用があるにもかかわらず認可を受けている薬剤は多い。


ガン細胞は血管内皮細胞増殖因子(VEGP)というたんぱく質を分泌している。これによりガン細胞は、新たな血管を確保する。このがん細胞に栄養を補給する血管の新生を抑制するのがサリドマイドだと考えられている。したがって試験管に取り出したガン細胞に対してサリドマイドを振りかけてみてもガンは縮小、消滅することはない。この部分が認可を受けていない理由のようだ。さらに仕組みから考えれば、多発性骨髄腫だけではなく、その他のガンにも効く可能性は高い。


一週間ほど抗生剤と消炎剤を服用しているが、中耳炎の症状は治まってこない。いよいよ耳管をガンが圧迫しているとしか考えようがない。もっとも薬のお陰で痰は少なくなり体調は悪くない。PETとMRIの検査結果がでるのは来週になる。


人生を振り返る

2009年11月15日 | Weblog
昔の小さい頃のことを思い出す作業は楽しい。それは多分、楽しいことだけが記憶に残っていて、苦しいこと、悲しいことは忘れてしまっているからだろう。生まれたときは誰もが貧乏な時代で、近所に子供だけがやたら多かった。家の前の道に通る車は少なく、舗装もされていなかった。そこに穴を掘って、釘で線を書き、ビー玉遊びを真剣になって遊んだ記憶がある。地球ふみ、サザエさん、ゴム飛び、メンコという遊びもあった。 振り返れば、十分に人生を楽しんできたものだと感じる。


精神科の治療法に「内観療法」というのがあるそうだ。自分の過去を振り返ってみて、今までどれだけの人から恩恵を受けてきたか、そして、逆に人に尽くしたことがあるかを思い起し、それを差し引きして、プラスかマイナスかを計算する。ほとんどの人が、してもらったことのほうが多いと感じるようだ。そこから自分を見つめなおす作業に入るという治療法だ。


たまたま、宣告されたガンが上咽頭ガンで、標準治療を受けたとしても5年生存率が60%だと告げられたとき、丸山ワクチンのことが頭にすぐ浮んだのは以前から丸山ワクチンに興味があったからだ。もう手段がないと告げられたガン患者が丸山ワクチンにすがるのは、それは効果があると信じているからだと思う。では、なぜ最初の段階で使うことが出来なかったのか。初期の段階(転移のない段階からという意味だが)で使用した場合の一症例になることは、人にしてもらった分を返す作業になると考えた。医師のススメを無視し、告知を受けたその日から、丸山ワクチンを打ち始めた日からブログを始めた。


ところが耳が詰まった段階で次なる手段を考えてしまった。弱虫という性格は生まれたときから変っていない。


告知から1年4ヶ月目の診察日

2009年11月13日 | Weblog
昨日は2ヶ所の病院の耳鼻科にでかけてきた。最初にガンの告知を受けた病院だ。左の耳に圧迫感があり、発した声が重複するといった症状を伝える。耳を覗いたあと、内視鏡でガンを確認した医師は「ちょっと少し 大きくなってますね」と。 ガン告知を告げてくれた主治医はすでに退職し個人医院を開業した。今の医師からは、1年ほど前に一度だけ診察を受けただけ。もうそのときのことは覚えていないと思われる。カルテに書かれたことから、大きくなっていると判断したようだ。医師はMRI検査とPET診断を受けるよう提案してくれた。中耳炎による不快な症状をどうするかについての診察申し込みに対して、ガンの転移がないかPET診断を受けてみたらという答えが返ってきた。


耳管を閉塞するほどガンが大きくなってきたのであれば、丸山ワクチンの治療に加えて、違う治療法の決断をすぐしなければならない。その際にはMRIやPETでの検査結果が必要になる。南港のフェリーターミナルにいるような気分になった。いろいろな考えが同時に頭の中を駆け巡る。


診察のあと、ガンマナイフで治療を行っている病院に駆け込むことにした。ガンマナイフでの治療を受けたくても、すぐに空いているとは思えないし、MRIとPETの結果が出るのに2週間はかかる。しかし、 ガンマナイフでの治療をすると決断したのであれば、できるだけ早く行動に移すべきだと考えた。


その前に、もう一ヶ所のかかりつけ、病院の耳鼻科へ診察を受けに行くことにした。先月(告知から1年3ヶ月後)にも出かけたところだから、ガンの生長の具合が、もっと具体的に説明してくれると考えたからだ。さらに、ガンか大きくなっているのは間違いないことであっても、患者とすればそれが間違いであって欲しいと思うもの。


検査の前に事情は前もって話しておいた。「そんな症状があったのなら、なぜ最初にこちらに来なかった?」とは言われなかった。 内視鏡でのぞいたあと「先月と余り変化がないように見えますが」との感想が。「耳管の開口部はまだガンで圧迫されている様子はありません」とも。 ただし、内部で大きくなって耳管を圧迫している可能性があるとのこと。それはMRI検査の結果をみるしかない。リンパ上皮ガンが上皮に広がらず、上にも盛り上がらず、内部に浸潤するとは考えにくい、というのは患者からの自分勝手の判断である。中耳炎であることは間違いない。


ということで、ガンマナイフという選択はちょっと待つことにした。抗生剤(マクロライド系)と消炎剤(システィーン製剤)が7日間処方された。感染が原因で耳管がふさがっている可能性もあるからだ。今までの経過からは、ガンの進行は遅いということは確実だ。その部分だけでも丸山ワクチンの効果はないとは断定できない。耳管が完全に閉塞し、左耳が機能しなくなったとしても、もう一つの耳が残っている。そう考えれば、あせる気持ちはだんだん小さくなっていった。その他の体調には問題はない。



ガンに効く微小の泡、ナノバブル

2009年11月11日 | Weblog
癌細胞が減少「実験ナノバブルの謎と可能性」


YouTubeで紹介されていた。ナノバブルがガンに効く。しかし、まだその理由は解明されていない。医療用のマイクロバブルは直径3マイクロメートルで、これは血管を流れる赤血球の三分の一の大きさになる。細い毛細血管でも自由に流れることが出来る。ガラクトースという糖の一種から作られているので人体にも無害だとある。マイクロバブルがはじける時に、強い衝撃波が発生し、高熱も出すことが知られていた。そこでガンの病巣にマイクロバブルを注入し、そこに超音波を当ててバブルをはじけさせ発生する熱によってガンを死滅させるということが考えられているといったことは以前にも紹介したところであるが、酸素のナノバブルにもガン細胞を消滅させる作用が認められるという衝撃の内容だ。


今日、耳鼻科に出かけるつもりだ。左耳が中耳炎になっていることは間違いないようだ。上咽頭ガンが大きくなり耳管を圧迫しているのが原因だと考え落ち込んでしまった。それであれば、他にもっと症状が出ても良さそうに考え直した。では何が原因だろうか? 先日来、虫歯の治療に通っていた。歯科医から、歯槽膿漏の兆候があちこちにあり、歯垢を全面的に除去するクリーニングをとアドバイスを受け治療をうけていた。どうもその際の菌が原因ではないかと思い当たった。

まったく根拠のない楽観的な考え方だ。YouTubeのなかで、ナノバブルは口内炎や歯肉炎にも応用されているとあった。森繁久弥さんは昨日、96歳で老衰のため亡くなられた。今日の診察の結果で、再び老衰への道がひらけるだろうか。