告知の日からのガン日記(上咽頭がんー丸山ワクチン日記)

08年7月の告知。5年生存率60%の標準治療を断わる。丸山ワクチンを決断。団塊世代、男性。試行錯誤の過程をリアルタイムで

前立腺ガンに関する覚え書き

2009年01月04日 | Weblog
ステージが初期のガンの場合の10年生存率は何にも治療しない場合で77%、放射線治療をした場合で76%、全摘手術をした場合で87%という報告がある。
前立腺のガンは1センチの大きさになったときには既に転移しているというレポートもある。腫瘍マーカーPSAが4以上の場合は転移があると考えてよい。
アメリカでホルモン療法、放射線療法、全摘出術がほぼ3分の1ずつ行われている。最もいいという方法が無いということになるのか。
どの選択肢を選んでも再発が40%の割合で起きるらしい。ホルモン療法も2~3年ほどで効かなくなる例がある。ガン細胞がホルモンに対して抵抗力を持つようだ。ホルモン剤にも種類があって、違う薬を使うと有効の場合がある。
ガン細胞にも悪性が高いものと低いものがあり、進行度にも大きな差がある。すでに40代では27%、50代では34%の男性に潜在性のガンが存在しているという報告がある。
アメリカでは毎年20万人が前立腺ガンになり、毎年3万人がこれで亡くなっている。死亡率は肺がんについで2位、日本では現在6位だとのことだ。
75歳以上でみつかった前立腺ガンは心配ない。進行度が遅いガンだと思われるからだ。
前立腺ガンは骨に転移しやすい。

前立腺肥大症の際に行われるTUTRP(経尿道的前立腺全切除術)を行って、切り取った組織にあるガンの悪性度を病理的に判定して、治療法を選択するということがもっとも良いと書かれてある本がある。手術によって尿道も拡張されて腎臓の負担も軽くなる。手術の際にガン細胞が転移することも極めて少ないとある。「前立腺肥大とガンの最新治療」という本だ。 (細井康男医師 新都心クリニック)